One day trip 台江国立公園
知り合いのY教授の仕切りで、台南近郊ツアー「塩のふるさとの漫遊」なるツアーに参加しました。料金はなぜか999元(約3000円)で、当然1000元札で支払うわけで、お釣りの1元はどうすりゃいいんでしょう。こういうひょうきんなところが台湾の方の魅力だな、と3日目あたりから感じ始めていました。
最初はマングローブのトンネル。現地では紅樹林と称しておりました。
4月でもこの日差し。このかぶりものは必需品です。お風呂の椅子風の腰掛に座って、「ミニ版アマゾン河」クルーズに出発です。
この場所にはかつて、オランダ海堡があったのですが、1656年の洪水によって沈んでしまったそうです。途中でガイドさんが、「作業をしているのはタイ人です。みんなでコップクンカーとあいさつしましょう」と私たちを促してくれたのは、よかったと思います。作業員のみなさんも仕事の手をとめて、私たちに手を前で合わせて挨拶を返してくれました。何ともすがすがしい瞬間でした。
クルーズを終えて船から上がると、ちょうどお祭りの行進に遭遇しました。
訳が分からずずっと見ていましたが、行列が途切れる気配はありません。どうも数年に一度の大きなお祭りだったようです。色彩だけでなく、ラッパ、太鼓などの鳴り物に加え、スピーカーからは大音響の音楽が途切れずに鳴り響いていて、中華圏に来たことを感じさせます。
クロツラヘラサギ保護区も面白かった。私は結構バードウォッチングを楽しむタチでして、絶滅危惧種のクロツラヘラサギを肉眼で見られるというのですから、うれしい!といっても、ヘラサギのみなさんは、建物からは遠くにいるので、望遠鏡で見るわけです。ライブカメラでもチェックできます。10月ごろ、韓国や中国の東北部から南下してきて、翌年の3月から5月にかけて徐々に飛び立っていくそうです。台湾で越冬するのは、全生息数の半数におよび、ここが世界最大の越冬・生息地なのです。
入り口にあったオブジェがしゃれていて気に入りました。なんとヘラサギが沖縄方面に飛んで行こうとしています!!
観光塩田にも立ち寄ったので、ちらっとご紹介。この人たちは、写真撮影用にポーズをとっているだけ。ここではもはや、塩は作っておりません。
塩田よりも私が気に入ったのが、すぐ近くにあった建物です。一体何なのかは不明。