郵便とリアルでトラベルライフ

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フィンランド人監督によるフランス語の映画

フィンランドを代表する映画監督と言えば、アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)。彼(そうです、アキとかミカとか、日本では女性の名前でも、フィンランドでは男性の名前なんですって)の新作映画『ル・アーブルの靴みがき』を見てきました。フィンランドとはまったく関係ない内容だーーと思って見ていたら、主人公の奥さん役で出演しているのが、カウリスマキ映画の常連カティ・オウティネンでした。いい女優さんです。

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4月には、ユーロスペースカウリスマキ特集をやっていたのに、結局行かれなかったので、今回が初カウリスマキ作品です。アフリカ移民の問題を絡めてあって、ヨーロッパはアフリカに近いがゆえにの社会問題が映画のテーマになるんだわ、と改めて思いました。実は、過去には気が付かなかったのですが、この6月にヘルシンキを訪れたときに、明らかに移民と思しきアフリカ系の人がとても増えていました。よりよい人生を求めて、アフリカから遠い北国のフィンランドにたどり着く人も増加しているのかも、と、そんなことを思いながら見てしまいました。

カウリスマキ監督作品には、レニングラードカウボーイズというコミックバンドをテーマにしたものがあり、私はかねてより、それを見てみたいと思っていました。一度見たら忘れられないリーゼントの髪型といい、極端にとんがったつま先の靴といい、かなりエキセントリックなビジュアルで、かつ、あの「ジンギスカン」という曲を日本語でカバーしていて、これがかなり笑えるんですよ。

レニングラードカウボーイズのメンバーがプロデュースしたレストランとして、ガイドブックに紹介されているのが、Zetor。過去に報告済みですので、よろしければここをご覧ください。

これはメニューの表紙。とてもたくさんの言語で書かれています。

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ネット上の情報では、店内でレニングラードカウボーイズのオリジナルグッズの販売もしているそうなので、次回はぜひ、購入したいと思っています。まずは、DVDでも借りて、映画を見なくては!今日一緒に行った友達も、今から興味津々だとか。そう言えば、大人気のフィンランド大使館公式Twitterによると、9月にフィンランド映画祭があるらしいですね。こちらも要チェック(あ、個人的に)。