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小石川後楽園④ 中国趣味

さ~て。久し振りに小石川後楽園ルポです。そろそろ完結編。

大名庭園には決まりごとがいくつかあります。その一つが大泉水。そうしてもう一つなくてはならない要素が築山です。後楽園の築山は、現在の入り口を入ってすぐ左斜め前に見える丘で、名付けて小廬山。中国江西省の名山にあこがれて造ったのでしょうね。

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小廬山は後楽園に点在する「中国趣味」の要素の一つです。大名庭園の中でも、これほどバラエティーに富んだ中国風なしつらえがあるのはここだけ、と聞いたことがあるのですが、それが可能だったのは、光圀が招いた明の儒学者・朱舜水が造園プランニングに参画したからでしょう。

小廬山を右手に見ながら左に進んでいくと、小さな土橋があり、左側に長方形の池が広がります。そこに見えるは、西湖堤。文化人の憧れの景勝地の一つだったという西湖は、大名庭園の人気モチーフのようです。後楽園のは、若干(というか、か~な~り~)分かりにくくて、事前に狙って行かないと、うっかり見過ごす危険性大です。私も、ちゃんとした写真がありません。

さてさて、このあたりから、「延べ段」と呼ばれる石組みの階段が始まります。切り出して成型した岩と自然のままの形の小石を組み合わせて敷石にしたもので、見た目にきれいなだけでなく、その実、歩きやすいのです。特に、雨に濡れてもあまりすべりません。

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江戸時代には、このような敷石をする習慣が日本にはなかったため、朱舜水の提案ではないかと言われています。

園内では、西湖堤からさらに奥に進んでいく階段に使われているほか、光圀が日参した得仁堂の周辺、そして、木曽路を模したと言われるあたりに用いられています。

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 こうやって写真で見ると、なかなかしゃれていますね。広いお庭を歩き回り、このあたりまで来るとかなり足が疲れていますから、歩きやすい敷石はとても助かります。

木曽路エリアは、今ではお庭の奥座敷みたいな位置にありますが、元々は、後楽園の本来の入り口から入ってすぐの場所でした。水戸徳川家の書院の内庭から、唐門という名前の正門を通って後楽園に入るのが当時のルートだったのです。純和風な内庭から入ってすぐに目につくこの敷石は、お客様にとってとてもドラマチックな演出だったはずです。唐門は名前こそ中国風ですが、日光東照宮のような極彩色が施され、朱舜水に筆による「後楽園」の扁額がかかっていました。第二次大戦中に米軍の爆撃を受け、焼け落ち、今は写真しか残っていません。

後楽園内で一見して中国趣味だと分かる場所があります。それは、円月橋です。長崎の眼鏡橋をほうふつとさせるデザインですが、こちらのアーチは一つだけ。ですから、水面に写った真ん丸の影から、このような名前がついたのかもしれません。

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朱舜水の指導により、日本人の職人が造ったこの橋を、八代将軍吉宗がことのほか気に入って、江戸城内にも造らせようとしたものの、うまくいかなかったという話が残っています。昔は橋の上を渡れたそうですが、今は通行禁止。400年間、自然災害も戦時中の爆撃をも耐え抜いた堅牢な橋ですが、周囲の樹木の根が入り込んで少しずつ破壊が進んでいたので、昨年(ちょうど震災直前)に初めての解体工事が行われました。今は工事も終わり、かつての美しい姿を見せています。

橋のかかる池にはザリガニがいますので、お越しの際には探してみてくださいね。

 

 

 

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