郵便とリアルでトラベルライフ

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Brooklyn Brooklyn

今日は、図書館から借りた「BROOKLYN NEIGHBORHOOD」という本からインスパイアされて、気持ちだけNYCに飛んでみたいと思います。

ブルックリン・ネイバーフッド NYローカル・ガイド (P-Vine Books)

ブルックリン・ネイバーフッド NYローカル・ガイド (P-Vine Books)

去年の10月、期間限定の仕事でヘルシンキにいた私は、数日後にNYCに飛ぶことになりました。久し振りのアメリカ。NYCに一人で行くのは怖いし、そもそもNYCのことはまったく詳しくないので、不安でいっぱいでした。困ったな、と思っていたら、ふと、デボラのことを思い出したのです。

20年以上前、アメリカでのことです。学生だった私は、アラスカ州で弁護士をしていたデボラと、首都ワシントンDCで知り合いました。彼女はブルックリン生まれの生粋のニューヨークっ子で、近く、地元に帰ると言っていました。ずっと連絡をとっていなかったのですが、「デボラならNYCにいるかもしれないし、きっと会ってくれる」とピンときて、Facebookで彼女の名前を探してみました。デボラはすぐに見つかりました。彼女のHPも記載されていたので、FBと両方にメッセージを書き、ドキドキしながら待っていたら、何と、出発の2日前に返事が来ました。

「ぜひ会いましょう。うちでよかったら泊まって!」

治安が心配なうえ、ホテル代が高いNYCです。デボラの家に泊めてもらえれば、ほとんどの心配事が吹っ飛びます。本当にうれしいこの申し出を、受けることにしました。

それにしても、奇跡のような話です。音信不通だったデボラのことをなぜ急に思い出したのかも、今となっては分かりません。ブルックリンのステキなエリアにあるマンションに、デボラは娘と猫2匹と一緒に住んでいました。

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先の本をパラパラ見ていたら、ファーマーズマーケットが出てきました。私の滞在がちょうど週末をはさんだので、このマーケットに一人で遊びに行ってみたのですが、野菜も果物もぴちぴちしていて、本当にきれいなんです。

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Thanksgiving Day用なのか、パンプキンもたくさん並んでいて、かわいい男の子がパパと買い物に来ていました。

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デボラと娘さんにおみやげに買ったブドウは、ものすごくみずみずしくて、甘すぎず、酸っぱすぎず、私の人生で一番おいしかった!! 東京から来たと言ったら、ブドウを選んでくれたお店のお兄さんに、「日本は今、大丈夫なの?」と、震災のことを心配されたりして、人と人との距離が東京より圧倒的に近いと感じます。

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こんなに近くに住んでいるのに、デボラったらあまりここに買い物に行かないらしく、もったいない話です。私なら毎週通っちゃう。住んでいたら欲しかったのが、このハーブたち。

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チラッと垣間見た感じでは、ブルックリンで生活するのは、なかなか楽しそうです。少なくとも、食のQOLは、かなり高いと思いました。日本には世界中からあらゆる食べ物が集まってきますが、地元で採れた新鮮な野菜や果物を、リーズナブルな値段で買うのは大変じゃないですか。うちの近所にもNYCみたいなちゃんとしたファーマーズマーケットがあればなあと思いながら、3泊のブルックリン滞在は風のように過ぎていきました。デボラには、どんなに感謝しても足りないーーそんなことを、10か月もたってから、思い出しています。