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郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

さびしいな・・・・・・

food and drink

ヨガ教室で親しくしていただいていたSさんが亡くなった。肺がんだった。

たくさんの病気を抱えていたのに、とても明るく、ちゃきちゃきの江戸っ子で、おしゃれなおばさまで、私はとても大好きだった。本人の話では、「私ぁ、東京タワーのふもとで育ったのよ」

Sさんとお話するきっかけになったのが、アメリカ人のボンネ。彼女がヨガ教室に通い始めたときに、先生の前の場所を勧めて、横にいたSさんに「よろしくお願いしますね」とお願いしたことから、何となく話をするようになって、ボンネと一緒にお昼に呼んでもらったこともあった。

Sさんはとにかくお料理が好きで、私も調味料にすごく興味があるから、2人で何時間でも、食べ物の話をしていたことがある。

そもそも、Sさんががんになったのは、薬害かもしれない。リュウマチのひどい痛みに苦しんでいた時、「いい薬があるけれど、副作用として、がんになる可能性があります」と医者から言われ、「この痛みがとれるなら、がんになるかもと言われても、その薬を飲みたい」と決め、リュウマチの痛みはかなり抑えられたそうだ。残念ながら、半年ほどだって、肺がんが見つかったというわけ。

Sさんは、私の去年のフィンランドがらみの仕事が決まったときに、「あら、おめでとう!」とすぐに言ってくださった唯一の人だ。ほかの人は「おめでとう」の前に、まず、「いいわねぇ」「うらやましいな」と言ったものだ。ちょうど、Sさんが肺がんの手術をするという直前に、私はヘルシンキに飛び、現地からすぐに励ましの絵はがきを送った。お互い、頑張りましょうねって。私の仕事のことを聞いて「元気をもらえるわ!」と喜んでくださったから。

私が多国籍軍の中でもがいて働いていた時、Sさんはがんと闘っていた。いつになったら会えるかな、と思いながら、私が帰国したころには入退院を繰り返し、ヨガもずっと休んでおられた。結局、再会はかなわずじまいだったのが悔やまれる。

ロスに戻ったボンネにもさっき、メールで知らせた。もちろん彼女も驚き、「すごく悲しい」という返事が来た。

でもね、Sさんのことは、私たちの胸の中で生き続けているから。

Sさんイチ押しの調味料が、東京・本郷の四川料理栄児」で買ったピリ辛のごま油「藤椒油」。

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教えてもらってから、私もすぐに買いに行き、以来、冷蔵庫に常備している。ネットでも購入できるみたいだけれど、私はこれからも、Sさんが愛したあの店まで買いに行くと思う。