「アイアン・スカイ」続報
フィンランド映画祭で日本プレミア上映された『アイアン・スカイ』が面白そうだということをおととい書いたばかり。そしたら今朝、日経新聞にいきなり「ネットで投資・寄付募った奇抜なSF映画」という小さな記事が出ていて、あせったなんてもんじゃない。ほとんどシンクロでしょ! 心臓がバクバクして、なかなか落ち着いて読めないよー。
この映画はフィンランド、ドイツ、オーストラリアの合作です。製作費750万€のうちの約100万€(約1億円)を、ネットで小口の投資や寄付を募る「クラウドファンディング」という手法で集めたというのです。
新しいなあ。
100万€のうちの70万は収益に応じて見返りのある投資、残りは特典付きの寄付だったそうです。支援に応じたのは約3万人。みんなで作った映画なんですね。というのも、一部のデザインやディーテールのアイデアも募集しちゃったそうなので。
フィンランド人の監督(会ってみたいと今になって思っている)は、冒険的な企画でも開発段階から資金を集められるので、「ハリウッドに対抗する手段になる」と話したそうです。小国出身ならではの発想か? とにかく、「でっかいことはいいことだ」と思っていない人たちでも、ちゃんとやりたいことができる世の中は、すごくいいと思ったりしました。で、映画製作にあたり、フィンランドチームがどの程度イニシアチブをとったのか、その辺の分担は知りたいです。
フィンランドは今、世界中で注目されている(と私には思えてならない)んですね(←自己中心的な意見ですから、スルー、スルー)。
しかし日経さん、この映画を「SF喜劇」と紹介するのは、ちょっと古臭くないかい??