郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

フィンランド式酷寒対策法

北欧のクリスマスで一緒に働いたヨーナ君が教えてくれたこと。

寒いときは、肌の上に直接ウールを着て、その上にコットン、そしてまたウール……と重ね着するといいそうです。体から出た蒸気がウールにこもらず、一枚上に来たコットンが吸収するため、肌に直接ふれているウールは乾いた状態が維持されて、防寒上もよい、とのこと。

これは、ヨーナが兵役についていたとき、真冬にキャンプしたときに上官から指導されたことです。それまでは、フィンランド人と言えども、真冬に外で一夜を過ごすなんてことはしたことがなかった彼は、その着込み方に一理あると確信したそうです。マイナス20度とか30度とか平気でいっちゃうフィンランドの真冬で試した方法ですから、おそらく効果はあるのでしょう。

ヒートテックは使わないのかな? そっか、フィンランドにユニクロは今のところ、ない。脱線ついでに、モンゴルで日本語教師を始めた若き友人が、今月末にはマイナス40度くらいまで下がりそうなので、急きょ学校が休みになるとフェイスブックに書き込んでいて、我らを驚愕させ、恐怖に陥れました。彼にヒートテック送ったばかりーーでも、あんなもんじゃ足りないだろうなあ。

さて、なんでフィンランド式防寒対策の話になったかというと、2月の中旬に私の友だちがヘルシンキ経由でパリに遊びに行くという話題になったから。「なんでそんな寒い、最悪の時期に行くんだ!?」というのがヨーナの言い分で、「だったら、ウールをたくさん着るんだよ」と、親切にアドバイスしてくれたのでした。

そうです、フィンランドには18歳以上の男子にだけ徴兵が課されていて、ヨーナも6か月、国民の義務を果たしたのでした。

兵役って、多くの国では今でも「現実」なんですよねえ。去年、フィンランド企業の仕事をしたときに、フィン人男子とイスラエル人の同僚の男子がそれぞれの国の兵役義務について語っていた(と言っても、「お前、行った?」「ああ、たりいよなあ」みたいな感じ)のを、平和ボケジャパン出身の私は、まるでほかの惑星のできごとのような気分で聞いておりました。もっとちゃんと聞いておけばよかった。韓国や台湾も兵役がありますし、日本の今後を考えると、複雑な気持ちになります。

当面、私は海外の同好の士とポストカードを送りあうことで、国際理解の推進と世界平和に貢献しようと思います(←はあ、何ですか、これは?)。だって、せっかく日本は多くの国の人に好かれているんだから(少なくとも、今度の選挙前まではね)、この地位から転げ落ちたくないじゃないですか? 

政治家のおじさんたちも、ポスクロやって、中国とか韓国の女子から、「私は日本が大好きです!」なんてメッセージが書かれているかっわいいカードもらったりしたら、「よし、隣国と仲良くしよう♪♪」と思ったりしないだろうか?? ただし、ポスクロは若干リスキーでして、私の知り合いポストクロッサーが、「尖閣諸島は中国のモノです」というメッセージを立て続けに受け取ったことがあることを考慮すると、軽々には勧められない……。逆に、コーフンして国防軍、すぐつくって、速攻で某所に派遣しちゃいそうだし、そんなことしたら、現在、平和裏に遂行している私の愛するポスクロ活動に悪影響が出ること必至。それだけは、断固阻止しなければならないーーと、まあ極めて自己中心的かつ好き嫌いでモノを考えるおバカな私でした。

今日は、フィンランドの防寒対策を書くつもりだったのよね。