読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

ノマドライフについてゆるく考えてみた

年末に、地元の図書館に予約していた本が大量に順番を迎えたため、結構、本読みました。しかも、ジャンルはバラバラ。でも、それが、私の関心事にうま~くフックしたりしたので、ちょっと書いておきたいのです。

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

プロローグが私には一番面白かった(笑)。

著者は、フランスの経済学者ジャック・アタリの言葉として、世界中どこにいても自ら仕事を創出し、制約のない働き方を実現させている「ハイパー・ノマド」が世界中に数千万人いるーーと紹介しています。

さらに、アタリの本からの引用として、「いまでは、生まれた国以外の国で暮らす人々の数は1億5000万人にのぼる」という数字を紹介しています。この表現には、日本人の子供で海外で生まれた子が、将来、「母国」に戻ってきて暮らしている場合も含まれるのか、分かりませんが、単純に、「国籍を持っている国以外に住んでいる人」と定義してみると、これが、私にはすご~くリアリティがありました。60人に1人が、生まれた国以外の土地に住んでいるーーポストクロッシングをやっていると、この数字は嘘じゃないと感じるのです。

留学、海外赴任、また、家族の海外赴任について行っている人、もっとシビアに亡命ーーなどなど、事情は様々でしょうが、所属地の国名とアイデンティティはイコールでないことは、じつに多いですね。

今まで、私は100通以上、ポストカードを送り、ほぼ同じくらい受け取っていますが、アメリカの場合、中国系の留学生に何度か当たりました。また、台湾の住所を引いたときも、中国人留学生に当たったことがあります。先日、スペインから受け取ったカードは、ロシア出身の女性からですし、これから出す1枚は、アメリカ在住の台湾人。こうなると、確率は1/60以上です。「日本」に属している人でも、いわゆる「日本人」じゃないことも多いと思われます。

私個人としては積極的に「ノマドライフ」を望んではいないけれど、持ち歩き自由のスキルがあると、すごく安心だろうなとは思います。

さて、本物のノマド(遊牧民)の末裔のモンゴル人E君は、このほど生まれて初めての郵便体験しました。彼にとって、住所が一定であることが前提の郵便システムそのものが目新しいということは、以前、ブログに書きました。その彼が年末、奨学金をもらっている財団の方に年賀状を出したんだそうです。

「住所が分からなかったので、年賀状を出せなくてすみませんでした」

と言われましたので、来年の年賀状はぜひ、E君からもらいたいと思っています。

さて、ノマドのことから離れて、日本人であることを楽しもう、という話。

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

 この本を読むと、本当に気が楽になります(笑)。

日本の将来に悲観的な人は、日本に対しての期待値が高すぎる、とか、「世界第2位の経済大国である日本」を維持したいと考えたりするから、大変なのだとか、かなり痛快な視点で面白いです。

もっとも愉快だったのは、「日本はすばらしい国」という章です。世界には、私に向かってこう言ってくれる人があふれていると日々感じておりますが、日本人がそう思えていないとしたら、残念だな~って。

日本の未来が明るい3つの理由が、これまた愉快でした。

私が膝を打って、「そのとおり!」と叫んでしまったのが、「日本は世界の中心に近くなる!」という視点です。これから世界の中心は西欧からアジアに移る―ー現時点では、先進国の言語は全部ローマ字だし、食事もベースが同じ、契約概念なども似ていて、日本だけが地球の裏側で、西欧的な文化ベースを共有していなかったことで、まあ、色々と苦労が絶えなかったーーというくだりです。

そのとおりだあ! ったく、大変だったんだよ、西欧人のおつむに合わせるのは。

私はヨーロッパ6か国の同僚と一緒のプロジェクトでフィンランドの企業のために働いたとき、これを痛いほど感じていました。私だけが「週末のために」長距離飛んで東京の自宅に戻らなければならず(日本とヨーロッパのピストン移動を繰り返した経験から、「ノマドは嫌だ」と思いました)、アジアに慣れていないメンバーがアジア出張から戻って「あそこの習慣、ありえないぃ」「日本では何で英語が通じないんだ?」みたいに言うのを聞くに及んでは、「早く、アジアの時代が来ないかなあ」と思ったものです。

世界のビジネス(市場)の中心が、遠くて異質な西欧から、距離的、文化的に近いアジアに移りつつあることは、日本にとってとても有利な要素です(p.37)ーーだそうです。

 待ち遠しいぜ!

 

【A.Word.A.Day】

cenobite

noun: A member of a religious order living in a monastic community.