またもや大部に手を出し
このブログは昨日、アップするつもりでしたが、体調不良により、本日になってしまいました。
ここ数日、頭の中が江戸時代になっていたのは、この本を読んでいたからです。
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: 単行本
- クリック: 74回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
750ページ。面白かった!
水戸徳川家の江戸上屋敷のお庭「小石川後楽園」のことを一時、ちょっと勉強したことがあるので、光圀の人物像に非常に興味がありました。
この本のどこまでが史実なのか知りたいところです。
三男として生を受けたにもかかわらず、水戸徳川家の二代目の後継者として育てられたことにずっと悩んでいたことは事実のようです。次兄は夭逝したものの、長兄は壮健だったため、「兄をさしおいて申し訳ない」という思いが、生涯、光圀を悩ませ続けたことが、この本を貫いていることに、あらためて驚きました。
『史記』の伯夷・叔斉の兄弟の物語にわが身の境遇を重ね合わせたことも出てきます。実際、小石川後楽園に得仁堂なるお堂が残っています。伯夷・叔斉の像は、都がどこかで保管しているそうですが、光圀は毎朝のようにお参りしていたと習いました。
光圀は、兄の息子を養子にとって水戸家の三代目を継がせ、代わりに兄の方は、光圀の子供を自分の息子として育て、高松藩当主とするというくだりも出てきます。これも、おそらくはかなり史実通りに書かれていると思われるので、事情がかなり詳しく分かりました。
これでようやく、バスク地方についての本を読めます!
と思ったら、返却延滞のお叱りメールが図書館から来てしまいました。あれこれとほかの本を読むのに忙しくて、延長手続き(1回、2週間)をするのを忘れていました。しょうがない、明日、一度返却して、すぐに予約をかけます。
バスクと言えば、ポストクロッシングのオフィシャルがスペインから1枚届いたのですが、なんとなんと、バスク地方のお住まいの方から、フランス側のバスクの農村風景のハガキでした。私たちの旅行の予定をどうして知ったんでしょうか!
ひょっとして、我が家は盗聴されているのか―ーなんて思うほど、絶妙のタイミングでした。これも、引き寄せの法則?