郵便とリアルでトラベルライフ

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バスク旅行記⑧ ALAMEDAまでの道

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私は食材にはうるさい方ですが、実は、高級レストランでのお食事などの外食グルメにはさほど熱心ではありません。ですが、

「世界に冠たる美食の街まで遠路はるばるやってきて、まともなレストランで一度も食事をしないのは、あまりに悲しすぎる」

と、夫が泣きますので、ミシュランの一つ星レストランに行くことにいたしました。

日本人のキッチンスタッフがおられるというALAMEDAを夫がチョイス。サン・セバスチャンのホテルで前日に予約の電話を入れてもらうと、難なく予約OKでした。

オンダリビアの旧市街でヨーロッパの古い街並みを堪能し、現在の目抜き通りまで下りてきて、海辺のリゾートの雰囲気を楽しんでも、ランチの予約時間の2時まで、まだ結構時間があります。スペインを旅行された日本の方の多くが悩むのが、食事の時間ではないでしょうか? ランチは2時、夕飯は8時過ぎにならないと、レストランそのものがオープンしていないこともあるお国柄です。それもあって、スペイン旅行では、スーパーで食べ物を買って部屋で宴会、のパターンが多くなってしまうのです。または、夕方からピンチョスをつまんで、ちょっと飲んでいるうちに、「もう夕飯はいいや」という気分になってしまうという。だから、ちゃんとしたレストランに行かれるとすると、ランチしか私たちには考えられませんでした。

この日、滞在先のホテルの朝食が素晴らしくて、つい食べ過ぎてしまうという失敗を犯した私たちは、これからALAMEDAランチだというのに、1時を過ぎてもお腹があまり減っていません。予約の時間まであと1時間。まずい……これはもう、歩くしかない! そこで、旧市街を取り囲む城壁をぐるっと一周して、ALAMEDAを目指しました。

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城壁と並走するように遊歩道が整備されているので、近所の人たちものんびり散歩中です。本当に気持ちいいのです。

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観光案内所の人は、「小さな旧市街だからくるっとすぐ回れちゃうわよ」なんて言っていましたけれど、どうしてどうして、結構立派な城壁に囲まれていて、古い歴史も感じました。

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 このかどを曲がって少し進むと、あ! 私が探し求めていたものが!!

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そうです、バスク発祥のスーパーマーケット、その名もEROSKI。「エロ、好き?」覚えやすいですねえ。

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もー、食材とか調味料とかチェックしたいのでどうしても入りたいんですが、この日はお休みでした。めちゃくちゃ残念。

でも、これで、EROSKIが存在することは確認できたので、滞在中に目を皿のようにして探すのみです。

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ALAMEDAへの道に迷っていたら、こんな看板を発見。分かりますか? 巡礼の道の案内板のようなんです。フランス各地からピレネー山脈を越えてスペイン北部を通って、聖地サンチャゴ・デ・コンポステーラまで続く道はいくつかあるようで、その亜流の1本がオンダリビアの近郊を通っています。

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巡礼者のシンボルにされているホタテ貝のマークがあるので、これも巡礼がらみの案内板だとは思うのですが、例によって詳細は不明。どなたかお分かりの方、教えてください!

迷いながら、無事ALAMEDAに到着したものの、まだ、全然オープンする気配なし。確かにまだ1:55だしね。

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ステキな一軒家のレストランで、日本でなら「隠れ家風」とか称されるようなロケーションです。

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 建物の色が、まあ、きれいなパステルブルー。

近くのベンチに座って太陽を楽しんでおりました。

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この門を背にすると、目の前にこの地方独特の木の並木道が見えます。

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東京からやってきた私たちには、ものすごく個性的(ハッキリ言うと「異様」)な風景に思えました。

なんだかんだと写真をたくさんアップしていたら、枚数が多くなってしまったので、お食事レポートは次回にします(じらしているわけではないです)。我慢できない方は、ALAMEDAのHPをご覧になって、舌なめずりしてお待ちください。ビデオには日本人スタッフも写っていますよ~。