ソウル旅行⑦いとしの調味料
私の今回の渡韓最大のミッションは、塩の購入。これがないと、我が家のキッチンは回りません。
ここ10年近く、味の決め手はこの塩に頼りっぱなし。うちの夫ですら、
「最後にコレをちょこっと入れると、何でもうまくなるんだよな」
と言っております。お料理好きの知り合いにも、機会があることにおすそ分けし、この塩の魅力を普及する宣教師と化している始末。もはや「バイオソルト教」の信者ですよ~。見た目はこんな感じ。天日干しした海塩をさらにカメに入れて焼くことで、この美しい塩になるんですって。ミネラル豊富、お味も◎でございます。
安心のために4パック購入♫。ほかに、もっと気軽に使える塩を、ということで、こちらも買ってきました。
ほんと、「白い粉」を大量に「密輸」する私って、怪しすぎる。
次のミッションは、「本物の」コチュジャンを手に入れることです。かつて、ソウルの郊外にある民俗村で買ったコチュジャンのすごさに開眼して以来、
「調味料は少々値が張ってもいいものを使う」
というのが、我が家の憲法となりました。だって、出来上がりが全然違うんですもの。
精進料理を発展させたレストラン(レポートは後日、予定しとります)で販売されていると雑誌で紹介されていたコチュジャンを狙って、このレストランに食事の予約も入れたくらい、「手作り・本物」のコチュジャン・ハンティングに燃えていたのですが、売り切れだったので、ソウルの超・超高級スーパーSSGで、こちらを買ってみました。先日紹介した、お料理大好きの韓国人女子にお店で取材させて、一押しと言われた逸品です。
デパ地下での買い物の際には、旅の同行者レイコちゃんに、化学調味料無添加のものを店員さんに教えてもらいました。一応、ソウルでも高級な新世界百貨店ですら、無化調のものは、これしかありませんでした。スープ用の醤油と、お味噌。でも、店員さんが
「これ、本当に本当においしいのよ~」
と、心の底からおすすめしてくれたので、気持ちよく買い物できました。
韓国の味噌は日本のより塩気が強く、まったく別物の調味料だと思っています。だから、いつも一つは常備しておきたいのさ(←買い物の言い訳)。
唐辛子も必需品ですね。いいものが欲しいけど、言葉は出来ないし、見る目もないし、困ったーーと思っていたら、救世主。ランチをふるまってくれた韓国人女子が、冷蔵庫に備蓄していた自家用の分をそっくりくれました。
聞けば、お料理好きのお母様が自宅のお庭で無農薬で栽培したものだとか。これは素晴らしいです。
彼女は、私たちより先にソウルを訪れていた日本人のお知り合いに、ママ特製のコチュジャンをプレゼントしたと言っていました。私も欲しい~~。
そんな彼女が、
「韓国のカレーは日本のものと全然違います。試してください」
と言って、半ば強引に持たせてくれたカレーパウダー。使い方ももう一度聞かないとな。
そして、二日酔い対策スープに欠かせない、と言われた、韓国のコショウ。どこの家庭にもあるブランドらしいです。
材料は、大根と、こちらの魚の干物。
これだけそろうと、安心します。
目下の夢は、秋に食の都・全州で開かれる発酵調味料エキスポに行くことです。そして、できれば、韓国人女子の実家に調味料留学して、ママから使い方を伝授していただきたいーーと夢想しております。
調味料、面白いよ♪