読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

難所続きの南アルプス仙水峠へ

昨日から両親のサマーハウス(またの名を、父が受け継いだ自分の生家in長野県)に来ております。酷暑の東京を逃げ出して、いい感じ~。

長野行の準備を東京の自宅でしていると、父(高校・大学時代、山岳部部長)から

「おい、一緒に山に行かないか? 半日くらいで帰ってこられるから、気軽に行かれるぞ」

とお誘いの電話がかかってきていたので、ごく基本の装備のみでやってきた私。

そして、本日、父(80代)、母(70代)、私(年齢不詳)の3人で、南アルプスの仙水峠(2264m)へ行ってきました。

バスを二度乗り継いで、2032mの北沢峠から歩き始めます。最初は良かったんです。だって父から聞いていたのは、

「片道1時間。午後3時には家まで戻ってくる」

という話だったからです。ほとんど、ハイキングだろう、くらいのノリでした。

f:id:travelsuomi:20130816090000j:plain

歩き始める地点にあったマップも、ルンルン気分に火をつけました。

そして、歩き始めてすぐ、こんな「雰囲気満点」の看板も!

f:id:travelsuomi:20130816090322j:plain

そっか、この段階で、山梨県に入っていたんですね。

林道に入って間もなく、ホタルブクロを発見!

f:id:travelsuomi:20130816091559j:plain

すぐ近くには、この清流です。マイナスイオン、出まくり。

f:id:travelsuomi:20130816091949j:plain

超シニア夫婦のわが両親、ここまでは仲睦まじかったのですが、間もなく、暗雲がたちこめる出来事が起こります。

f:id:travelsuomi:20130816093857j:plain

それが、ここ↓↓↓にさしかかったときのこと。

f:id:travelsuomi:20130816102739j:plain

「岩がゴロゴロした道なき道を行くなんて、聞いてない!」

これが、母の怒りに火をつけました。

このあたりで、峠につくはずの1時間は軽く超えていました。確かに、うちの両親の写真撮影時間は半端じゃないので、それを勘案しても、時間、かかり過ぎです。

途中、峠から下ってきた登山客に、次々と

「峠まで、あとどれくらいですか?」

と、母は質問し始めちゃいました。でも、ある、プロっぽい方から

「峠まで、まだちょっとありますけれど、見晴らしがすばらしいですよ。甲斐駒ケ岳は最高でした。休みながらでも、とにかく峠まで行かれることをお勧めします」

ときっぱり言われちゃって、進むしかなくなりました。この段階で、山岳部出身の父は、はるか前方に勝手に行ってしまっておりました。

f:id:travelsuomi:20130816105536j:plain

途中、私は母から、「先に行って。私は自分のペースでゆっくり行きたいから」

と言われたのを真に受けて、さっさかさっさか登って行ったのですが、夫も娘も姿が見えなくなったら、心細くなり、情けなくなり、涙ぐんでしまったというのです。

さらに、

「もう、帰りたい」

と後方から弱々しく叫ぶ母。その気持ちはよく分かりました。

ただ、この地点は、峠まであと10分の場所。しかも、ここだけ、ウグイスのかわいい「ホ~、ホケキョ」

が響いていたのです。まるで、

「よく頑張ってここまで来たね」

といってくれているみたいでした。とにかく、くじけそうになる母を励まし、励まし、無事、峠に着きました!

ジャーン! ちょっとガスってますが、目の前にそびえ立つ甲斐駒ケ岳の雄姿。

f:id:travelsuomi:20130816114538j:plain

この風景をおかずに、持参したおにぎりでランチ休憩です。おいしかったわ!

でも、ちょっと驚いたことがありました。周囲で食事していたほかの登山客、ほぼ100%、コンロで沸かしたお湯でつくったカップラーメンかパスタの類をすすっていたのです。日本人の登山のお供って、おにぎりが定番だとばかり思っていたので、私たち3にんはひどくショックを受けました。

f:id:travelsuomi:20130816114742j:plain

上の写真は、私たちの意見では、「広告に偽りあり」の典型です。

どう考えても、1時間で北沢峠(出発したところ)には戻れません! 母は、

「あれは20代の運動選手の男の子が、平らなところは小走りしてかかった時間に決まっている」

といって、憤慨していました。シニア連れなら、倍は見ておいた方がいいですね。だって、こんな↓↓↓ところもあるんですよ~~。

f:id:travelsuomi:20130816124942j:plain

それでも、自然の中では、楽しい発見もありました。冒頭で紹介したホタルブクロに続き、名前もわからないかわいらしい植物を色々みられたのです。

f:id:travelsuomi:20130816122451j:plain

f:id:travelsuomi:20130816123701j:plain

f:id:travelsuomi:20130816130731j:plain

まあ、ブーブー言いながらも、何とか出発地点の北沢峠まで戻ってきました。下界に下りるバスを待ちながら、山小屋「長衛荘」で休憩です。「甘いモノ、ない?」と尋ねた父に向かって、山小屋の方が、「ブラウニー、どうですか?」と勧めてくださいました。

これが、ほんとうに、世界一おいしいブラウニー(だと思いました)。

f:id:travelsuomi:20130816135657j:plain

とにかく疲労困憊してましたからね、コーヒーとブラウニーが五臓六腑にしみわたりました。

もっと欲しくなった父が、

「あと5個買ってこい」

と言い、私と母は

「3個dいいなじゃない?」

と応酬し、結局、3個頼んだのですが、在庫が2個しかなく、それを買って持ち帰りました。毎日、この山小屋で手作りしているそうです。行かれる方、ぜひぜひぜひお買い求めください!1個300円は、味と場所を考えると、納得価格です。

この山小屋のメニューがこちらです♪

f:id:travelsuomi:20130816140409j:plain

のんびり休憩していたら、臨時でバスが出ることになり、あわてて出てきちゃったので、山小屋の写真はバスの中から1枚だけ撮りました。

f:id:travelsuomi:20130816140630j:plain

なんだか、珍道中だったけれど、サマーハウスまで戻って一服したら、みんな、思ったほど疲れていなくて、終わり良ければすべて良しーーな感じです。私など、秋の紅葉を見に、また行きたい、なんて思っております。

超達成感だ~~。