郵便とリアルでトラベルライフ

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フィンランドの英語教育についてちょっとだけ

ムーミンアドベントカレンダー 本日ときのうのフィギュアです。

14日はヘムレンさん、15日の今日はムーミンママです。

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 へムレンさんって、ずっと「おじさん」だと思ってましたが、このフィギュアではフリルのついたスカートに、コートの胸元にはリボンがあって、どちらかというと「女性」に見えます。ヘムレンおばさんというキャラクターも存在するみたいですね。

ヘムレンというのはどうも「種族」の総称のようです。だから、男性もいれば女性もいるというーー。

 

さて、過日、フィンランド大使館の方とお話しする機会がありました。広尾駅の近くの有栖川公園の脇を通っていくとすぐ。

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フィンランド語と日本語は、その「特異性」という点においては似ているのに、完全な外国語である英語の習得にどうしてこんなに差が出てしまうのかについて、軽めの考察をうかがいました。

フィンランドは国が小さくて、フィンランド語を話す人の数は、地球規模で考えると、ほとんどいないため、貿易で生きていく上では、「自分たちが外国語を話す必要が絶対にある」という認識を多くの国民が共有している

②小学校3年生から、学校教育の中に英語が組み込まれている。

③テレビ番組も、元々英語だったもの(たとえば映画など)は、音声をそのまま流し、意味を字幕で読むようになっている。そのため、英語の「音」を聴く機会が多い。吹き替えなんて手間のかかることはやっていない模様。

 これら3つの点は、よ~く聞く話です。日本と最も異なるのが、太字で書いた部分。日本人は、英語を話す必要性をあまり本気で感じていない人が多いですし、実際、あまり話せなくても何とかなってきたじゃないですか? これが、英語ができなければ食べて行かれないとなれば、だれでも真剣にやりますよ。

テレビ番組のバイリンガル放送は、その気になれば難しくないと思うのですが、どうでしょう? 私が理解できないのは、NHK。せっかく英語を母国語とする人をインタビューしているのに、質問者のノン・ネイティブな英語は英語のまま放送し、相手の発言を吹き替えにしてしまうことが結構あるという、信じがたい事実です。こういう態度が、日本人が英語に接する貴重な機会を奪っていると思えてなりません。