郵便とリアルでトラベルライフ

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フラットな人間関係

先週から立て続けに、フィンランドと縁のある日本人、しかも20代、30代の若い人に話を聞いているのですが、全員が共通して言うのが

人間関係が平等でおろどいた

ということです。そして、平等ですごくいい、自分らしさを回復できたとも言います。

 でた!息苦しい日本社会ーーと思いました。日本では中学生ですら、一歳でも年上の人には敬語を使ったりしますが、フィンランドではそういう概念は皆無に等しい上に、とにかくカジュアルだと、この私でも思います。

もちろんフィンランド人だって丁寧にしゃべりますよ。私は仕事上では英語でのコミュニケーションなのですが、「プリーズ」を使うのは当たり前。Would you?  Could you?  May I?といったフレーズで話して礼儀を欠かないようにします。まともな大人ならだれでもやる基本的マナーはフィンランド人だって同じこと。

でも、人間関係にあまり上下がないと、今のところは感じています。フィンランド人が上司などにこびへつらうところを見てみたいものです。とはいえ、なんだかんだ言いながらも、尊敬する上司のために汗をかく人たちでもあるんです。

戸籍上の年齢と、そのことによる「この年はこうでなければならない」という縛りから自由であれば、それはすごくいいことなんじゃないかと思います。年齢のみならず、男女、出自、あらゆることによる差別をなくしてひたすらフラットであろうと努め続けてきたフィンランド。そのメンタリティーと付き合うには、少し時間がかかるし、慣れ親しみすぎると、伝統的な日本社会に戻るのが大変かも。

年長者を敬うというのは、いい面もあります。経験者ならではの知恵というのも大切です。しかし、最近の私ったら、後輩からは敬ってほしいと思ってしまったり、極端に年下の人にため口きかれるとムッとしたりするので、年とってきた証拠だなと残念な気持ちになるわけです。相手がフィンランド人だったらどうってことないことでも、日本人同士だと、どーしても歳や地位で上下が決まってしまう気がして、あー息苦しい。日本語という言葉の構造の影響が大きいのかなと思ったりします。

あー、明日はフィン人ボスと顔つきあせて、ある案件を一緒に検討しないとなりません。ま、いっか。カジュアルに行こー!