郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

エアメール1通のお値段

イタリアから受け取ったポストカードは私に衝撃を与えました。

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3枚切手が貼ってあります。足し算の用意はいいですか? 願いましては、1+0.95+0.25、ご破算では? もちろん2.20です。私にポストカード1枚送るのに、€2.2もかかるんです。

 ちなみに、一緒に来たフィンランドからのカードに貼ってあった切手は€1.1分でした。

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日本の場合、世界中どこに送っても70円均一。これはもはや奇跡です。もうすぐ、はがきの国内向け郵便代金が62円に値上がりしますが、エアメールとほとんど差がなくなり、エアメールのお得感は強まりますね。

以前にも海外の郵便代金について書きました。

travelsuomi.hatenablog.com

 

その時は、デンマークの物価の高さ(具体的には記事をお読みください)にショックを受け、その衝撃はすぐさま同情の気持ちに変わったものです。

以前にもイタリアからものすごく高額分の切手が貼られていたことがあったので、今回は確認の意味も込めて、登録のメッセージに、「€2.2分も貼ってあったけど、合ってる?」と聞いてみたのです。

数時間後、送り主さんからお返事が来ました。そこに記されていたのがこちらです。

Italian post

UNIVERSAL FOREIGN SERVICES

Zone 1: Europe and Mediterranean Basin = Euro 1.00
Zone 2: Other Countries of Africa, Asia and the Americas = Euro 2.20
Zone 3: Oceania = Euro 2.90

 

赤字(私がやった)にご注目あれ。わが日本が属するアジアへは、確かに€2.2です!

€1を125円で計算すると、275円ですよ。日本の4倍近いお値段とは! 

ポスクロのオフィシャルは、住所がランダムに割り振られるので、送る相手を選べないーーとなると、これだけのお金をかけて送る以上、絶対に相手に届いてほしいと思いますよね。逆に、オセアニアの住所を引いちゃったら、「今回、出すのは見送ろう」ってなっちゃうかもな。

私のメッセージへの返信に、「登録してくれてありがとう」と書かれていたのがまず、印象的でした。この発言の裏には、「ちゃんと届いてよかった!」という強い気持ちがあるように感じます。少なくとも、70円で出した私のポストカードが登録されたときより、ずっと重みがあるのでしょう。今後、日本でもエアメール代金値上げ、なんてことになり、275円なんかになったら、今みたいにジャンジャンは出せないです。

やはり、日本は人口が集中している地域が多いため、郵便配達もどちらかといえば効率的にできるというのも、お得な料金設定を可能にしているのでしょうか? イタリア、フィンランドと、国土面積は、日本のほうがちょっと大きいとはいえ、ほぼ同じです。そこにわずか550万人がちらばって住んでいるフィンランドや日本の約半分の人口のイタリアは、単純に考えて、郵便配達に関しては不利なのかもしれません。日本では、ビジネスや役所関連の郵便物も大量に発送されているので、1通配達するのにかかる経費を吸収しやすい構造なのかも、と思っていたのですが、郵便事業単体は赤字に転落しちゃいました。

とにかく、今後、イタリアやデンマークから大金をかけて送られてきたポストカードは、生涯大切にしよう(かな?)と思う私。