名画とイラスト
私が大好きなかわいい猫ちゃんのポストカード。ポストクロッシングで久しぶりにいただいて、ビックリの事実を教わりました。これ、とある名画の“コピー”なんですって。
太い単純な線で描かれた、口のないKotovasiya というネコのカードのことは、以前、こちらに書きました。詳しいことは未だによくわからないままですが、送ってくれるのはほとんどがロシアのメンバーだから、ロシア生まれなんでしょうね。
そして、食卓にかしこまって座っている猫ちゃんは、実は、有名な絵の主人公になりきっているのだと教わりました。
元の絵はこちらです。
ロシア人画家のヴァレンティン・セローフの代表作『桃を持った少女』(1887)よろしく、猫が少女になりきっているという趣向。でも、猫だから桃を持つことはできず、ただテーブルについています。
Kotovasiyaのシリーズには必ずネズミが登場するので、テーブルの上の桃みたいな玉に寄り掛かるネズミがちゃんと描かれています。
ロシア人は、このKotovasiya を見たら、「お、あの絵のパクリだね!」とすぐに気が付くのでしょうか? 日本画で言うならば、風神雷神の様々なパクリに日本人なら大抵気が付く、みたいなものなのかな?
ちょっと、知性が試されるような、そんな気持ちにされた1枚のポストカードのお話。