USSR時代の広重ポストカード
昔、ソ連という国がありました。私はリアルタイムで知っている世代なんですが、先日、「私はUSSRで生まれました」という人からポストクロッシングで、広重が届いたんです。
彼女は現在、ロシアではなく、旧ソ連を構成していた“ある国”に住んでいます。最近ポスクロを始めたばかりで、日本に初めて送るポストカードに、この広重を選んでくれました。そう、あの有名な『東海道五十三次』から庄野宿(現在の三重県鈴鹿市)です。
アンティークショップで売っていたこちらのカードは、1956年にUSSRで印刷されたとか。いや~ん、しびれるぅ。
それを裏付けるように、共産主義を象徴するおなじみのマークが印刷されてました。
送り主さんは広重のことを知っていてこのカードを買ったわけではなく、購入後にインターネットで調べたと、正直に告白されていました。
私、この広重の浮世絵、好きだからうれしかったですし、USSRの時代に、広重の浮世絵のポストカードを作っていたということが分かって、面白かったです。紙は薄いのですが、質は悪くないし、印刷もきれい。長旅にもめげず、折れ曲がったりしないできちんと日本までやってきました。めでたしめでたし。