全国こけし祭り in 鳴子温泉【オリンピックこけし編】
話には聞いていた東京五輪のこけし。1964年、日本初のオリンピックの時に、選手にこけしが手渡されたという話は聞いたことがあったのですが、まさにその現物(つまり、手渡されなかったこけしちゃん)に、鳴子のこけし店で遭遇したのです!
要するに、世界中から集まったアスリートを歓迎する気持ちを込めて、鳴子の中学生たちが中心になって作成したこけしをプレゼントした、という、心温まるお話です。
このこけしを作ったご本人から直接お話をお聞きすることはできなかったのですが(チラっとお会いしてごあいさつはできた)、明るいキャラクターの奥様からしっかり伝授していただき、写真撮影もOKしてもらいました。伝説のマラソンランナー・アベベ選手から、後日、お礼状が届いたというのも、泣かせる話です。
なんとも味わいのあるお店です!
2020年にも、なにかこけしアクションがあるのか、気になるところです。奥様いわく、
「んー、まだそういう話はきてないねぇ」
とのこと。1964年大会より数倍もふくれあがった大会なので、今回、こけしプレゼントは難しいでしょうねえ。でも、実現したら、すてきすぎる! こういうことは、だれがどうやってアレンジ・プロデュース・コーディネートするんでしょうね。私がやりたい!
買い物@岡崎斉の店
感激のお話を伺った以上、当時中学生だった方が現在作っているこけしちゃんを買わないわけにはいきません。ぜひ、ほしいと思って、こちらを選びました。
「ときどき、乾いた布でこうやってこすって、首を鳴らして、鳴子を思い出してね」と、説明を受けました。そう、鳴子のこけしは、頭と胴体がはめ込み式になっているので、回すとこすれた音が、かわいくキュッと鳴ります♪
この奥様は、本当に明るくてキュート。ちょこちょこ買ったものを、一つ一つ別の袋に入れてくださろうとします。
ちなみに、このお店のオリジナルグッズを購入しました。
すべて自家用だから、
「全部一緒でいいですよ。もったいないし」
とお願いしても、
「こけしがかわいいから、別々にいれてあげるのよ」
とのことで、個別包装してくださったうえに、大きな紙袋もプレゼントしてもらいました。こけし愛に深い理解をお持ちの奥様、大好きになりました。せっかくの紙袋なのに、持ち帰るのにどうしても折らなくてはならず、横線がビーっと入ってしまったのが痛恨の極みーーー。この状態で永久保存なり。
オリンピックこけしについて、詳しくは、NHKのサイトをお読みください。岡崎さんのこけし店でも、こちらのサイトのコピーを見せていらっしゃいました(笑)。