郵便とリアルでトラベルライフ

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フィンランドの高校生

普段はなかなか「見られない」光景に今回遭遇しました。それは、高校を卒業したての高校生たちです。

ヘルシンキについてすぐのころ、大雨の朝、オールドマーケットに避難したときに、現地のお兄さんに弟が声をかけられました。その人いわく、「今日の夕方から、町はワイルドになるよ。学校の最終日だから」。あえて、英語での発言を日本語に訳すと、こういう趣旨の内容だったのですが、その意味が夕方に本当に分かりました。卒業生が街に繰り出してきて、大騒ぎするっていうことだったのです。

最初に見かけたのが、この女の子たちでした。卒業生だと、どうして分かったのかって?それは、白い帽子をかぶっていたからです。

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本当にあの帽子をかぶるんだ~というのが、私の最初の感想でした。時々、フィンランド語を習いに通っている東京・中野のスオミ教会の初夏のイベントで、高校を卒業した証として白いキャップをもらうことを聞いたばかりでした。フィンランドの人たちは、このキャップを生涯大切に持っているとも聞きました。ですから、人生の宝物を手にしたばかりの若者をこの目で見たときに、「おぉぉぉ!」と感激しました。

高校卒業の時にもらう白い帽子について教えてくださったのが、パイヴィ先生です。

ヘルシンキの中心部には、ちらほらと、卒業生たちが誇らしげにキャップをかぶって集まってきました。

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中には、リムジンをしたてて、車内から帽子を振りながら奇声を発していた女子もいました。本当にお祭りなんですね!

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夜が更けるにつれて、警察車両や救急車が待機を始めました。夜、卒業生たちの飲酒・大騒ぎの警戒でしょうか。確かに、翌朝、中央駅周辺は、ワイルドな宴が催されたことがありありでした。