郵便とリアルでトラベルライフ

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奇古堂さんのこと

中国茶! 今年の台湾旅行では茶葉と茶器を買い足そうと決めていました。初めての台湾旅行(2004年秋)で、どっぷりとはまり、あれこれと買い込んだお茶で、日本での日常生活が少し潤いました。私を中国茶のめくるめく世界にいざなってくださったのは、台湾奇古堂のご主人・沈甫翰さんです。お店の様子と茶器などの写真は、こちらでご覧くださいと。私のコレクションはこちらでご紹介しています。

そもそも、どうして奇古堂のことを知ったのかーーそれは、東京・茗荷谷の駅前にあった茶楽(すでに閉店)という中国茶の喫茶店です。いただいた茶がとてもおいしくて、お茶のことをいろいろ教えていただいているうちに、奇古堂のことも紹介してもらいました。そして、台湾旅行の際にお店にまで出かけ、運よく、ご主人にお会いできたときは感激しました。

「お点前はしなくていい。好きなように淹れて飲みなさい」

「茶葉もお湯も少なくていいよ。一煎目のお湯を捨てなくていいです。最初から飲んでください」

これは、台湾の茶芸館で行われているお茶の飲み方とだいぶ違うかもしれません。沈さんはECO茶と称して、地球にも家計にも優しいお茶の飲み方を広げようとしているのでした。

沈さんのお年のこともあるので、失礼ながら、今回、まさかお店にいらっしゃると思いませんでした。ですから、お元気そうなお姿を見たときには感激しました。もう80を超えたそうですが、ますますお元気!中国茶は、沈さんご自身が健康のために飲み始めたそうです。2004年当時、原因不明の体調不良に悩んでいた私は、そのことをお聞きして、「よし、私も健康のためにも飲んでみよう!」と決めたのでした。それほど、沈さんがお茶を飲んで健康を取り戻したというお話は印象的でした。今回、色艶のいいお姿に接し、「やっぱりいいんだな」と思わざるをえません。それに、試飲を重ねているうちに、うっすらと汗ばんできました。「冷え症の人は発酵茶を飲みなさい。日本の緑茶はだめですよ」だそうです。