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小石川後楽園① 黄門さまのお庭と東京ドーム 

小石川後楽園という江戸時代のお庭が好きです。水戸徳川家の上屋敷につくられた大名庭園で、江戸時代へのトリップが手軽にできるからです。思いのほか自然も豊かで、いつしか21世紀の東京都心にいることを忘れます。

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週末はボランティアガイドが案内してくれますが、今日のMさんは面白い方でした。「大名庭園」「黄門さま」「庭園の”国宝”」という3つのキーワードで、じっくり2時間もかけて回ってくれました(本当は1時間20分くらいなんですって)。

岡山の後楽園よりこちらの方が古いのですが、国の史跡などに指定される際、岡山の後楽園と区別するためにこちらに「小石川」を冠したという経緯があります。東京で「後楽園」と言えば、東京ドームのある地下鉄の駅であり、こちらのお庭を意味するため、このブログではシンプルに「後楽園」とします。

後楽園は、御三家のひとつ、水戸徳川家の上屋敷とその書院の庭に接する形で建造されました。当時は、この庭への入り口は唐門で結界を張り、塀で囲って、水戸家の生活エリアとは完全に区別されていました。最大時には9万坪近くあった敷地は、今では2万坪まで縮小されてしまいましたが、それでもこの広さがほぼ江戸時代の雰囲気をたたえつつ残ったことは、奇跡に近いし、過去からの贈り物と表現する人もいます。

行くたびに咲いているお花が変化するのも、楽しみの一つです。本日は、オニユリキンシバイがきれいでした。

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そして、ちょうど蓮の花が開きかけていました。数日後にはもっとたくさん見られそう。

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 ここからは、私の「教科書」から少し引用。

日本の庭園 - 造景の技術とこころ (中公新書(1810))

日本の庭園 - 造景の技術とこころ (中公新書(1810))

水戸徳川家の藩祖頼房は、寛永6年(1629)、将軍秀忠よりこの地を下賜される。三代家光のアドバイスを受けながら、高家で作庭家の徳大寺左兵衛を指示して造園を開始し、水戸家二代光圀が完成させた。

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この写真は、内庭という、水戸徳川家の住宅部分にあったお庭から撮りました。純粋な日本庭園で、6月から8月くらいまではスイレンがきれいに咲いています。厳密には、江戸時代の後楽園の外側に当たりますが、平成の世では塀が取り外されているために、別エリアだったことは分かりにくいです。

それにしても、東京ドームの真横に、江戸時代のお庭がひっそりと存在し続けているのは驚きです。今日は、都市対抗野球が行われていて、応援合戦の大音響が外までもれてきて、ムードぶち壊しだったのは残念。でも、それこそが平成と江戸がリンクする瞬間ーーそういうのを邪道だと言って嫌う人もおられるようですが、私はそこがすごく東京っぽくて、面白がることにしています。

もう一枚の写真は、内庭を少し歩いて、別のアングルから。池にかかる石橋、ドーム、そして隣接するビル(住宅金融支援機構本店かな?)も写っています。並びには、トヨタ自動車東京本社もあり、これらの現代の建造物がある場所も、かつては水戸様の敷地内でした。

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この庭は、人工的な景色を借景として作りこんであるにも関わらず、自然を楽しめるのでお勧めです。そもそも、

つとめて自然の事をよしとし、古木をきらず、凸凹の地形にまかせて山水を経営す。伊豆の山々より奇異なる大石をとりよせ、是をもって荘厳なしたまふ

というコンセプトの元、迫力満点の大名庭園が建造されました。

私が後楽園に行く場合は、地下鉄丸の内線の後楽園駅から東京ドームに向かって歩道橋を渡り、ドーム前の広場に着いたら右折、江戸時代風の壁のよこをひたすら歩いていきます。

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当時の四分の一程度に縮小されてしまったので、現在あるこの塀は便宜的に作られたもので、江戸時代にあったものではありません。この辺の石垣は、江戸城鍛冶門北側の外堀跡(現在の丸の内1丁目)から出土した石材をリサイクルし、後楽園が完成したころに広く行われていた「打ち込みハギ」という石積みの技法で再現されました。

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材料を提供したのは、備中成羽(なりわ)藩主の山崎家。ところどころに〇の中に山の字をあしらったマークが見つかります。

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こういう江戸時代とのリンクが、すごくうれしい私なのです。

Mさんに面白いことをお聞きしました。黄門さまこと水戸光圀は、18歳ごろまでは、相当やんちゃしていたそうです。その光圀が完成させたこのお庭には興味が尽きません。To be continued...

 

 

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