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小石川後楽園③ 光圀に恋して

おととい、後楽園を案内してくださったボランティアガイドのMさんの説明を聞いて、光圀に興味を持ってしまった私。何でって? Mさんの表現を借りると、「光圀は18歳ごろまで、今風に言うと、不良だった」からです。

「本当ですか?」と私。だって、名君で知られる黄門さまですからね。

「そりゃ、そりゃあ。織田信長か水戸光圀か、と言われるほどの傾奇者だったそうですよ」

得仁堂

この会話が展開したのは、光圀が毎朝のようにお参りしたという得仁堂の前でした。

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続けてMさん。「光圀は、テレビの『水戸黄門』のイメージからすると、小柄な好々爺だとみなさん思っているでしょうね。でも、その実、6尺(=約180センチ)の居丈高だったそうです」

「!」 これで、光圀に対しての興味が大いに刺激されました。

三男として生まれながら、水戸徳川家の世子となった光圀は、そのことで悩み続けていたが、18歳ころに司馬遷の『史記』の伯夷伝を読み、目が覚めた、という説が、まことしやかに伝わっています。少なくとも、光圀は、古代中国の儒教的物語にわが身を投影し、いたく感じ入って、このお堂を建てたというのは事実だと思います。

伯夷(はくい)と叔斉(しゅくせい)は中国・殷の諸侯の息子で、父は三男の叔斉に位を授けようと考えていました。父の死後、叔斉は長子の伯夷に位を譲ろうとするも、伯夷は受け取らず、国を去ります。弟も位を捨てて国を逃れ、結局、餓死しましたーーすごく簡単に書くと、こんな感じのストーリーです。

長男と三男という設定を長兄頼重と自分の関係に置き換えて考えたとしても、おかしくはありません。

後楽園はその400年の歴史の中で、何度も災害をくぐりぬけ、姿を変え続けてきましたが、この得仁堂は、関東大震災、第二次世界大戦をも生き延びた、後楽園で唯一の建造物です。中に祀られていた伯夷と叔斉の木像は現在ここにはなく、都が管理しているそうです。

光圀がこのあたりを毎日歩いたそうですから、その足跡の上を私も歩いている可能性がありますよね。そう思うと、不思議な気持ち。間接キスならぬ……何と表現したらいいのでしょうか?

余談ですが、光圀は、高松藩主となっていた長兄の息子綱條(つなえだ)を養子に迎え、水戸藩の後継ぎとし、自身の息子頼常を高松藩に養子に出しています。兄を差し置いて家督を継いだことへの負い目から、ということのようです。兄弟間で息子のトレードとは、すごいことを考えるものですね。

 稲田

光圀の意向が大きく反映されている場所が、もう一つあります。後楽園の北側(一説によると、洛北のイメージで造られた)には、田園風景が広がっていますが、そこに残る現役の水田です。

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元々は、光圀が、綱條の公家出身の嫁に農民の苦労を教えるために造らせたと言われています。今は、区内の小学生がもち米の早苗を植え、秋には収穫して、給食の時間に食べるそうです。NHKの夕方のニュース(東京ローカル)定番の話題。稲穂が実るころは、イナゴもいる聞きました。

水田の横には、菖蒲田が続いていて、季節にはきれな花を咲かせます。今では、水田の4,5倍ほどの面積(約1,000㎡)がショウブやアヤメに占められていますが、光圀のころはすべてお米を作っていたようです。

光圀像を探ろうと、図書館から本を漁って借りてきたのですが、どうも一定したイメージがつかめません。せめて本人の残した言葉に触れようと、今日はこの一冊を読みます。

 人の上に立つ者としての責務を強烈に自覚して、公的生活を生きた反面、「光圀は人間的な快楽を排除しなかった」との著者の言葉を見つけました。やっぱり光圀はすごく人間くさくて、興味がそそられます。

 

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