合格祈願に湯島神社へ
知りあいの韓国人留学生チェ君が、近く大学院進学のための面接試験を受けるというので、湯島神社に学業成就のお守りをもらいに行ってきました。
ここは、年明けには、ご利益を求めて全国から訪れる人たちでものすごく混みあい、長蛇の列ができます。この混雑嫌いの私も、友達の子供のためには、受験シーズン真っ最中の寒い季節に列に並びました。
本当のことを言うと、チェ君はカトリックの家庭で育った男子。自分自身は特に宗教心はないと言っていましたが、基本はキリスト教なんです。それを知りつつ、あえてお守りを買いました。
「日本の大学院を突破するには日本の神様にもお願いしといたほうがいい」というのが私が苦し紛れに考えたへりくつです。
何でもありの日本の神社ですから、学業だけではなく、家内安全、商売繁盛など、各種「お願いごと」にも対応しています。お守りやら鉛筆やら、あれもこれも販売されているので、ちょっとしたギフトショップ状態で、節操ないなあ。
そういえば、昨夏のソウル旅行の前にも、ここに買い物に来ました。就職試験を控えた韓国人女子ジョンさんにお守りを渡すためですが、買う前に巫女さんに「就職試験も“試験”ですからOKですよね」と効果のほどは確認しました。偶然ですが、ジョンさんは、私と会った翌日に、たまたま東京からソウルに旅行に来ていた日本語学校の先生とも再会したので、「湯島神社のお守りは効果あるんですか?」と尋ねたそうです。先生が、「ここのお守りは絶対よ!先生が差し上げた生徒さんは全員、合格しているから大丈夫」と言ってくださったようで、面目保てました。
湯島神社は梅の名所でもあります。2月の開花時期と受験の季節が重なり、花見と神頼みの両方で、本当に混みます! だから、私はこの時期は一切、近づかないようにしているのです。でも、夏はいいですね、すいてて。
湯島周辺は、和食系の名店が多い地域です。秋になったらゆっくり回りたいと、毎年のように思うのですが、なかなか実現せず。