郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

無国籍な私。

まったく、東京は空気中で目玉焼きができそうなくらい暑いのに、フィンランドはこの夏、ず~っと雨降りが続いているそうです。数日前、フィンランド人の友達が「もう3週間も降りっぱなし! これから先は晴れてほしい! だって夏だもん」とFacebookで懇願していましたが、彼女は今日、こんなメッセージをシェアしてました。

In the Bible it rained for 40 days and 40 nights. They called it a disaster. In Finland, we call it summer.

これは切ないですね。要するに、ノアの方舟の話をつい思い出してしまうほど、ずぅ~っとずっと雨ばかりということなんですね。聖書では40日間、朝も夜も雨が降り続いた「災難・惨事」のことを、フィンランドでは「夏」と呼ぶーーなんて!

数日なら代わってあげたい。涼しい所い行きたいよぉぉお。雨でも構わん。ノーモアサンシャインな気分が今日はマックスです。

どうしても耳鼻科に行かなければならず午前中、すでに猛烈な日差しの中、決死の覚悟で外出しました。この写真、見るだけで暑さが蘇ります。

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今年は、近所の某公園内にかわいい住人がいます。かるがも親子、今日、やっと、かわいい姿を見ることができました。ママはさすがに日陰でお休みしていましたが(その気持ち、分かるわぁ)、子供たちは太陽なんてものともせず、すいすいと泳いでいて元気はつらつ。「ねー、見て見てぇ!」っていう感じで、泳げることがうれしくてしょうがない様子です。チビたちは、泳ぎ方もかわいいんですね。本当は動画で紹介したいのですが、暑さのため、よけなことはできず、写真をとるのが精いっぱい。暑いと、あらゆる面でパフォーマンスが落ちます。

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この池のわきには「私たちは野生動物です。そっと見守ってください」みたいな立て看板が設置されています。池を管理している区の職員がかもたちになりかわってお願いしているのが、なんだか笑えるんです。看板の周囲にはお年寄りが山盛りいたので、写真をとることができませでした(私の住んでいる区は23区で一番高齢化しているというデータも)。

汗だくで帰宅、暑さとの闘いです。無風の東京、コンクリートの建物の一室でクーラーなしは、かなりきついーー。節電VS熱中症回避。もう少しだけ、節電を頑張ってみようと思うものの、こういうとき、何も食べたいものがない。やる気も起きない!

他人様の旅ブログでソウルのことを読んでいたら、「そうよ、韓国料理でも食べよ」という気になったりする自分の単純さ加減にあきれてしまいます。先日つくったお手製キムチと韓国風牛肉の煮物を交互に口に放り込み、汗で失った塩分を補って余りあるほどの塩気をとったら、ようやく少しだけ食欲が出てきました。

よし、次は甘いもん。

そこで、フィンランドから買ってきた黒パンと、去年ミラノの空港で買ったPECKのマロンクリームをおもむろに冷蔵庫から取り出し、パンの酸味とマロンの甘みの絶妙なハーモニーを心ゆくまで楽しみながら、はっと我に返って思いました。「私って、一体何やってんだか」

我が家の食事はキホン和食。そこに、エキゾチックな味つけ風味づけを加えて、外国の味も時々楽しむ、という流儀でやってきているのですが、今日の私のランチといったら「和」の要素が何もないわけです。あ、麦茶があったか。

 涼しくなろうと、「今、自分はフィンランドにいる」と思い込もうにも、限界です。とうとうクーラーつけてしまいました。正直な話、今日は命の危険を感じたのです。