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韓国旅行2011 ⑥必見、慶州国立博物館

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ようやく「本物」にお会いできましたね。archaic smileをたたえる(ように私には見える)人面文瓦です。今では慶州市のアイドル、というか、もはやアイコン。市内あちこちにデザイン化されたこのスマイルちゃんを見かけます。ゆるキャラもいいけれど、こういう文化的なものをモチーフにしたアイコンがあるのは、実はすごいことなんじゃないかと思うのです。

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新羅時代の粒ぞろいのお宝が展示されている国立慶州博物館を、力いっぱいおすすめします。ソウルの巨大な博物館(たぶん、後日ご紹介できるはず)に比べれば、かなりこじんまりしているのですが、こちらの方がむしろヒューマンスケールというか、「このくらいで十分です」みたいな感じ。

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地元の子供たちが勉強に来ていて、うるさかった!

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 館内のこんなしつらいにも、韓国らしさをすごく感じる博物館です。すごく美しくてはっとして、写真とりました。

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このラブリーなお尻を持つのは、どなた様かしら? 韓国の博物館は、フラッシュなしなら写真撮影OKなことろが多く、うれしくなります。唯一、残念だったのが、色が黒くて、展示自体が暗かった金属製の像などは、うまく撮影できていなかったこと。

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3頭身の仏さまは、右手のグーがでかくて迫力あります。

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この子▲、えらく熱心に説明書きを読んでいました。考古学に興味あるのかなあ? ずっとすわりこんでいたもんなあ。

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この石像の正体は不明なのですが、とにかく動きはユーモラスで気に入りました。新羅時代の石仏系は、どちらかというとずんぐりしていますね。

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外にもたくさん、石像が! それにしても、この日も暑かった。日差しの強さ、伝わりますよね? 触るとやけどしそうです。

慶州博物館を出る前には、必ず、この鐘にあいさつしておきましょう。韓国人の間では有名な「エミレーの鐘」です。ほら、この日も韓国女子がてんこもり。

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青銅約19トン、771年完成です。聖徳大王の冥福を祈って発願されたものの、大きすぎて鋳造が難しく、30年あまりも試行錯誤を繰り返し、ようやく母と二人暮らしの娘を人柱として沈めることで完成したと言われています。鐘をついたとき、「エミレー(お母さん)、エミレー」と聞こえたという悲しい物語と共に、韓国では大切に守られてきたのです。

もし、「芸術新潮」バックナンバー(2006年8月号)を入手できれば、慶州の旅の理想のお供になると思います。1冊丸ごと、「韓国 未知の美と出会う旅」。