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韓国旅行2012 ⑦伝統的茶屋から市場、清渓川へ

暑かったーー。8月のソウルは本当に暑かったです。写真を見るだけでフラッシュバックして、汗が噴き出てきそうな気になります。

がらくたごちゃごちゃの私設博物館「アイ・ラブ・トト」(と私が勝手に呼んでいる)で頭の中が昭和になり、仁寺洞のメインストリートに出たら21世紀のソウルの喧騒が待ち構えていて、あ~、やっぱりお茶しないとダメだ。そこで、もう少し昭和の気分を味わいたい私たちは、今どきのカフェじゃなく、いかにも仁寺洞な伝統的な韓流(つまり伝統的という意味)カフェを探しました。ここです。

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古い雑居ビルの階段を上っていくとそこにこの茶店はありました。漢字があるといいわあ。

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インテリアがとても素敵。一瞥した感じでは、観光客風の人は少なくて、地元の常連さんっぽい人たちが長時間たむろしている雰囲気でした。居心地きわめてよし!

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私はここでも、スマホの充電をさせてもらったのでした。まことに図々しい客ですが、韓国の人って大らかで、「どうぞどうぞ~」と言ってくれます。もちろん、お店の人にお願いしたのはソンミさんですが。

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これが我らのおやつです。また、かき氷食べてるし。

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このレトロな窓は、茶店の外にあるトイレから戻るときに撮りました。このビル、ツボにはまった。大好きです!

さて、小一時間も休んでいれば、そろそろ動きたくなるというもの。それに、私にはレイコちゃんと別行動してまでも行きたい場所があったのです。それは、中部市場。

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お目当ての店はここ。ちりめんじゃこを買うので~す。私が韓国旅行に毎年のように出かける理由の一つが食材調達。「そんなの新大久保で買え」とおっしゃいますな。やっぱり現地で「あーでもない、こーでもない」と、分からない言葉の応酬の末、吟味して買うのが、私にとってかけがえのないエンターテイメントなんです。

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今回はソンミさんという歩く辞書が横にいてくれたので、本当に大助かり♪ 「これから数時間持ち歩くけど、大丈夫?」という懸念も晴れ、大量買いしました。去年、ここで買ったジャコと山椒の実でつくった「さんしょうちりめん」がめっちゃ美味だったので、それ用です。日本だとちりめん、高価じゃないですか? 私は山のように作ってガシガシと食べたいものですから、韓国のリーズナブルなやつを個人輸入するわけです。この店主、私たちが暑さにもめげずにお店に来たことを評価してくれて、冷たいお水を恵んでくださいました。

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去年行ったときは、店番のおばちゃんからヤクルト、ごちそうしてもらったんでした。このもてなしの心、いいですね。親切なのでPRしておきます! この看板が目印。

さて、買うもん買って、夕飯の時間まで1時間以上あります。暑さと疲労であまり歩きたくないし、かといってもうカフェの類には入りたくない。

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そもそも、中部市場のあたりは大型インテリア商品の店ばっかしで、こんな感じです。しゃれたカフェなんてあんのかいな??

私:「どーする?」

ソンミさん:「おなかがいっぱいで何も飲めませんよね。じゃ、川の近くに行きましょう。水の近くなら涼しいかもしれません」

ということで、ちょっと歩けば着くという清渓川に行くことで話がまとまりました。

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清渓川は、ソウルの中心部を流れる小さな川で、周辺がスラム化していたことから暗渠にされ、その上を高架道路が通っていたそうです。現韓国大統領の李明博氏がソウル市長時代に、清渓川の再生と高架道路の地中化を公約し、実現しました。今じゃ、周辺におしゃれなレストランやカフェが並び、観光地になっています。

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道路から階段で川の遊歩道に降りてみると、スッと気温が下がったような気がしました。ソウル市民も水に足を突っ込んで涼んでいます。ソンミさん、さすが、ナイス提案です。私も足を突っ込みたかったけれど、また、靴下はいて出かけなくてはならないことを考えて、踏みとどまりました。近くの椅子に腰かけ、二人で水鳥をながめてぼ~っとすること小一時間。ソウル滞在中、一番癒された時間でしたね。

それにしても、ここ、一応、大都会の真ん中なんですけど~。

ソンミさんと私は、韓国人男子2人と一緒にディナーのため、重い腰を上げて地下鉄で移動。そのころ、レイコちゃんはどこで何をしていたのかというと、どうも、韓国人の仲良しミニちゃんと一緒に韓国式サウナで恋の相談に忙しかったらしい。

我らのディナーはおしゃれでしたよ。プルコギブラザーズというおしゃれなお店(私がめったに行かないタイプ♪)です。注文は彼らにお任せしました。

突き出しに出てきた枝豆とトウモロコシ。留学経験のある韓国人3人が、どうしても思い出せずにもがいた単語です。日本でよく食べていただけに、「あー、日本語で何と言いますか? 思い出せないーーよく使ったのにぃ」と悔しそうでした。

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続いて出てきたサラダを見て、韓国人男子が「混ぜてもいいですか?」と聞くから、「どうぞ」と言ったとたん、彼は何を思ったか、トッピングされていた牛肉と野菜を混ぜ混ぜし始めたのです。それもすごい勢いで!! 要するに、ビビンパの要領ですわ。いや、びっくりした。彼らは本当に何でも混ぜちゃうんですね。

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その後もあれこれ出てきましたが、驚くことの連続と、おしゃべりに忙しくて写真をあまり撮っていません。

でも、さすがに真打が出てきたときは、みんなに「写真撮らなくていいんですか」とまで言われたので、撮ってあります。

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このお肉、ハートの形なんですね~。まるで私たち、ダブルデートに来ているみたい。

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シメの冷麺は、ソンミさんとシェアしました。もう喉までいっぱいの満腹ぶりです。

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つくづく、おしゃれな江南と縁のない旅ですなあ。アンチ江南スタイル主義!