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横尾忠則ブックデザイン展

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の「横尾忠則 初のブックデザイン展」を見に、銀座まで行ってきました。

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今日は気温9度、風も冷たくて、いよいよ冬本番な感じのお天気ですが、展覧会のバナーは元気なピンク色♬

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ウィンドーのデザインも横尾さんが手がけたのかなあ? 

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中の撮影はNGでした(当然か)。偶然、日経新聞夕刊に横尾さんのインタビューが掲載されていましたが、それによると「本の装丁だけで、2,3000点あるそうですよ」とのこと。その中から選びに選び抜いた約900点の原画や、色の指定が書き込まれたもの、そしてもちろん、装幀を手掛けた本(豪華なものがたくさんあった~)が、素敵なレイアウトで並べられています。装幀画についてのエピソードが紹介されていたりするので、それを一つずつ読んでいくのが本当に楽しいです。貴重な体験をしました。

展覧会のチラシそのものがアートです。

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そこに紹介されている臼田捷治氏(現代装丁史研究者)の言葉の一部をご紹介しましょう。

三島由紀夫も絶賛した装画の抜きんでた個性とあいまって、どれもが官能的魅惑にあふれ、ときに背徳のにおいも…。優等生の模範解答のような今どきの"健全無害"なデザインとは対極にある。」

横尾さんのポストカード、どれもステキだったけれど、送る相手をものすごく選ぶなあと感じました。好きな人に当たるととても喜んでもらえると思いますが、そうじゃない人には送れないよなあ。結局、購入は見送ったのですが、当たり障りのないポストカードは、本音を言うと、私は面白くないんですよ。

チラシの裏はこんな感じです。

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来月、横尾さんの55年間の装幀人生の総決算となる『全装幀集』が発行されます。すべての作品に本人のコメントがついているというのは、豪華ですね。

会場内に横尾氏の言葉が色々紹介されていましたが、その中のいくつかが、『季刊 「銀花」第五十三号』の特集から抜粋されていました。昨夏の廃刊まで、私が愛して、愛してやまなかった雑誌です。恥ずかしながら、横尾さんの特集、記憶がおぼろげでした。

帰宅してすぐに探しました。よかった、五十三号、ありました。1983年の発行ですが、この段階で発行済みの、膨大な横尾装幀本のリストも載っていました。

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11月27日まで。日、休日休館。入場無料。

先ごろに神戸にオープンした横尾忠則現代美術館もぜひ見たい!