郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

フィンランド人は余計なことを言わない

本日、素敵なものが届きました。

ジャーン、ミーのカードで~~~す。

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なんでこのような「お宝」を入手できたかと言うとですね、私がポストクロッシングで送った地味~な熊本城のハガキがすべての始まりです。

ハガキを送る相手がコンピューターでランダムに割り振られるオフィシャルでMさんに当たりました。彼女は「日本大好き」娘で、アニメ/マンガ方面がお好きなので、私のカードの在庫とかぶらず、苦し紛れにお城のカードを送ったのです。

「ご希望に応じられなくて、本当にごめんね~(ちょいと古いハガキですんません、の気持ちもありつつ)」とメッセージを書いたような記憶があります。

そうしたら、なぜか、気に入っていただいたらしく、カード受け取りのメッセージで、「個人的にカードを1回やりとりしませんか?」に申し込まれました。

ちょうど、東京タワー(Mさんのお好み♪)のポストカードブックを買ったばかりだったこともあり、OKしました。

「あなたの好きなものを言ってください」という申し出に、ムーミンのキャラクターから、「ミー」か「ミムラ姉さん」か「ニョロニョロ」、または、私が自分のプロフィールに載せているwish list(好みと言っても、ネコとか、「あなたの町の風景」とか極フツーのモンばっかりですよ)から、ということでお願いしました。念のために、「あなたからカードを受け取ったら、東京タワーのカードを送るね。それでよければお願いします!」という条件にすることも忘れませんでした(相手に先に送らせるなんて、自分でも「性格悪いな」と思います)。

このメールを1月12日に送ってから、な~んにも返事が来ないので、「はて、どうしたんだろう?」と思っていたら、今日、この「ミー」が届いたんです!早すぎる!! 1月13日に投函されてました……。

このあっさりしたやりとりは、身に覚えがあります。そう、例の、フィンランドの会社で働いたときに、清算の書類を日本からEMS(国際スピード郵便)で送った際も、着いたでもない、着かないでもない、何にも連絡がありませんでした。

私にしてみれば、すっご~い大事な書類だから(レシート満載、これを提出しないと、残りの給料をもらえない!)、「確かに受け取りました」というご連絡が当然来るものと思っていました。ネット追跡してみると、届いたことにはなっているけれど、ちゃんと担当者の手元に届いたか心配だったので、確認のメールを送りました。確か、二度ほど。

それでようやく、「ごめんごめん、ちゃんと届いてますよ。心配させて悪かったね~」というメールが来たわけです。

日本のビジネスマナー的には、確認、確認、また確認、じゃないですか? うっとうしいくらい。

でも、フィンランド人はインフラを信頼しているのか、相手を信頼しているのか、元々、コミュニケーションがあっさりしているのか分かりませんが、「余計なことを言わないなあ」というのが私の印象です。でも、約束したことは、黙々と、確実にやるーー。今回のポスクロのMさんもそう。一方、ロシア、中国あたりは、郵便事情が悪いこともあると思いますが、「カードを受け取ったら連絡ください」とか、「連絡ありがとう。私のカードを気に入ってくれてうれしいです」みたいに、何度も何度もうるさいほどメールが来ます。自分が発送したカードが届いたのか、確認しないと気が済まないようです。一方、フィンランド人にとって、「出したものは着くのが当たり前」なのかもしれません。

Mさんはムーミンが大好きで、マグとか文房具とか色々集めているんだとか。そこで、ちょうど手元にあったこのミーのカードを選び、ミーの切手を貼って、さらに、ラブリーなムーミンのシールをたくさん貼ってくれました。

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私も、すごくうれしくて、これから東京タワーのカードにムーミンのマスキングテープ貼って、松本城の切手でも貼ろうと思います。

もちろん、これから、「かわいいミーのカードをどうもありがとう(これはフィンランド語で言える!)。これからあなたに東京タワーを送るからね~」とメールします。そして、「届いたらメールちょうだいね」と念を押そうと思います。

 

【A.Word.A.Day】

seminal

adjective:

1. Highly original and proving influential on later work.

2. Of or relating to semen or seed.