郵便とリアルでトラベルライフ

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バスク旅行記⑱ 最後にハプニングが待っていた~~

前回の旅行記で、カーニバルに出くわしてウキウキし、ホテルに戻って悪夢が始まったことを書きました。順調に推移していた私たちのバスク旅行、最後の最後で、まさかのハプニングです。海外旅行のお出かけの予定のある方には、何かのご参考になると思いますのでお読みいただければ幸いです。

ビルバオ滞在最終日(2月9日土曜日)の朝、エールフランスの帰国便をパソコンから事前チェックインしました。フライトの30時間前から可能とのことで、翌日午前10:10ビルバオ→パリ(シャルル・ドゴール)欧州域内便と、同日13:35パリ→成田の国際線を両方ともチェックインできて、「よし、あとは身体と荷物を空港に移動させるだけ」となった段階で、ものすごく身軽な気持になりました。

そして、街に出てカーニバルに出くわして、「ついてる、ツイテル!」と浮かれていたわけです。

夕方5時前に、一度ホテルに戻りました。すると、私のスマホがメール着信を告げる「ポン、ポン!」という音を発しました。なぜか、や~な予感がしたんです。

慌ててチェックすると、エールフランスから予約便(ビルバオ→パリ)キャンセルのお知らせ(ちなみにオール英語ね)。

なんでやねん! だって、朝、事前チェックインできてるじゃん。そのときはキャンセルのキの字もなかったよぉ。

フロントの女の子に「ちょっと助けてよ」と言ってはみたものの、その日は土曜日で、6時近かったこともあって、彼女もお手上げ。空港のエールフランスのオフィスが存在したとしても、すでに引き払っている時間帯でした。で、空港の代表電話番号を聞いて、私が自分の部屋から電話してみましたが、「本日の営業時間は終わりました」の録音メッセージが流れるだけ。

どーしよ-もない!

私は帰国予定日には、午後から仕事が入っていたのでそのことも気になるし、航空会社の一方的な都合とはいえ、スペインからフランスへの移動に手間取ったこと(だけ)が原因で国際線に乗り損なった場合、成田までの便も追加料金払わずに変更してもらえるのか、とか、もう1泊分のホテルをどうしたらいいのか、その費用は誰が負担するのかとか、もう、けち臭いことも含めて頭の中を「どーしよー」がグルグル渦巻いてしまったのです。本当に、お恥ずかしい話。旅慣れてなどおりません。

一方、夫はいたって冷静で、

「ないとは思うけど、早朝にパリまで飛ぶ便があったら、そっちに変更できないかな?」

と言うんです。そうだよ、そうだよ、その手がある。

そこで、二人でホテルのビジネスセンターのパソコンにダッシュ、エールフランスのHPを開き、まずはフライトの有無を確認しました。

あった!!!! 午前7時25分! シャルル・ドゴール行です!

このときの安堵感といったら、ありません。後は空港に朝早く出向き、窮状を訴えて、とにかくコレに乗っけてもらうしかないです。

そこで、私たちは、夜、カーニバルを見に行くというお楽しみを泣く泣くあきらめ、フロントに翌朝4時半のwake up callをしてもらうように頼み、5時半にタクシーを予約してもらい、すごすごと部屋に引き返したのでした。

まあ結論から言うと、翌朝、早すぎるくらい早い時間(まだ、真っ暗~)にビルバオ空港に到着し、一目散にエールフランスのカウンターに行って、「朝一番の飛行機に乗せろ」と迫り、「ノープロブレム」と言われときには、大音量でため息ついちゃいましたよ。

図々しい私たちは、ダメ元で、

「日本まで早い便があったら、そっちに変更できない?」

なんて聞いちゃったりしたんですが、そっちはNGでした。なぜなら、私たちの予約便がその日最初の成田行きだからで~す。

ちなみに、ビルバオからパリは一日3便飛んでて、私たちが本来なら乗るはずだった真ん中の2便目だけがキャンセルされたんですって。スタッフも「何でかしらね」なんて言っているくらいで、緊張感ゼロ。

今まで、数えきれないほど国際線を利用しておりますが、キャンセルされたのは初めてでした。

教訓その1】海外旅行にスマホは必携。

行く前は、「そんなの持って行って、あっちに行ってまでチャカチャカやるのぉ?」と批判的な目を向けていた夫(先月からめでたくスマホユーザーとなりましたけど)ですが、結局、スマホがあったおかげでフライトのキャンセルに気が付いたのですから、私の愛機には足向けて寝られませんよ!

教訓その2】帰国日を動かせない場合は、国際線に乗る都市に1泊するようにしよう! 特に私たちの場合は、初めて行ったビルバオは事情がよく分かっていないこともあって、不安が増幅しました。帰国後すぐ仕事、という特殊事情もあったので、帰国に関しては出来るだけリスクを減らしておいた方がよかったーー。これが、最後、パリ泊にしていれば、こんな思いはしなかったわけで、マイナーな地方都市から乗り継いで帰国するというのは、怖いなあと思いましたよ。

ビルバオ空港探訪

こんなドタバタな思い出の地、ビルバオの空港を写真でご紹介します。

これは、まだ、パリ行が確定しない段階でとった、不安感いっぱいの気持が表れている(?)写真。タクシーを降りてすぐです。

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まったく、がら~んとしていて、人がほとんどおりません。

そして、ちょっとだけ人が並んでいるのがエールフランスのカウンター。

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鉄の街ならではのオブジェ。

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張り切って、早く到着しすぎたので、外観の写真も撮りに行ってきました。

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今となっては「いい思い出」です。懐かしいくらい。

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まだ朝の6時だったんだね。

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万が一、ビルバオに行かれる方が、「空港で買い物できるかな?」と心配されているなら、大丈夫ですよ。DUTY FREEもあるし、ほかにもちらほら。それなりにお土産買えるし、カフェの類は3,4か所ありました。

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セキュリティーを通ったあとも、こんなにクールなビルバオ空港。

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このベンチは有名らしいです。

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時間が有り余って、端から端まで3往復くらい歩きました。その時に見つけた空港の模型。

そして、これが我らのフライト・インフォメーション! この写真撮っておいて、よかった! あの時のごちゃごちゃした気持ちがすごく蘇ります!

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さよなら、ビルバオ! 面白かったぜ!!

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