手で書くこと
夫にモンブランの万年筆を譲ったことを契機に、急に自分も万年筆を使ってみたくなり、とうとう、誕生日プレゼントとして買ってもらいました!
セーラー万年筆のプロフェッショナルギア・ピンクゴールド。
書きやすさ、持ちやすさに加えて、私が追及したのは
「華やかさ」。
ビジネスでガンガン使うわけではないし、手に取ることそのものが楽しみであるような1本をまずは手に入れたかったので。
外国製の万年筆は、確かにゴージャスなものが多く、かなりそそられました。
特にペリカンの製品は、書きやすいし、見た目にもほれぼれします。
ただ、カートリッジが使えない点で、今回は却下しました。
ちょっとした旅にも持参しようと思うので、予備のインクはカートリッジにしたいと思うわけです。
本当のきっかけはポストクロッシング
実は、手書きの良さを教えてくれたのは、海外から届くポストカードでした。
お人柄はもちろん、お国柄も出るな~。
たまに、印刷したものをペタンと貼って送ってくる人もいるのですが、そういう時にがっかりしている自分がいるので、私は手書きの文字の温か味が本当に好きなのだと思います。
そして、自分自身も、手書きが大好きです。子供のころから、とにかく文字を書くのが至福のひとときでした。意味もなく、やたらと字を書いている子供だったのです。
ポストカードを出すときには、まず、切手を貼ってから住所を書き、メッセージを書きます。この瞬間がたまらなく好き♪
今まで、200通以上、いや、300通近くポストカードを書いたと思いますが、手持ちのテキトーなボールペンで書いてきました。家じゅうにごろごろしているボールペンを1本ずつ使い切る快感も味わったので、それはそれで楽しく達成感もあったのですが、ある日、明らかに万年筆でしたためたと思われる達筆のカードをアメリカからもらったときに、
万年筆の文字はカッコイイ!
と、素直に思いました。
そして、それが、夫が万年筆を欲しがったタイミングとほぼ一致。
コレは明らかに、天からのメッセージですよ。
「お主も万年筆を使うのじゃ~」
私が万年筆を使う場面は、もう、圧倒的に、海外に出すポストカードを書くときです。メッセージをたくさん書きたいので、ペン先は細字。インクのことは懸案だったのですが、今は、耐水性に優れたナノインクなる超微粒子顔料インクという素晴らしいものがあるんですね。
そこで、昨日、丸善本店にて、セーラー万年筆のプロフェッショナルギア中細と、ナノインクの青墨(せいぼく、という素敵な響きの名前)を買いました(正しくは、買ってもらいました)。
耐水性テストをしてみたのですが、これがスゴイ!!!!!
ほとんどにじみがありませんよ~。本当におすすめ。
ただし、メーカーとしては、
「セーラー万年筆以外のご使用はお控えください」
みたいですぅ。
とにかく、期待以上にいい感じ。
これで早速、5月の誕生日の人たちとポストカードを送りっこするグループ用に、カードを書き始めます。