スズラン騒動
私は5月生まれです。
子供のころから、自宅の庭に咲くスズランが、誕生日祝いのテーブルを飾っていました。
先日、両親からの荷物の中に、そのスズランのブーケが入っていて、うれしくなり、フェイスブックにアップしたのが、この写真です。
わあ、かわいい!
という反響を期待し、最初はその目論見通りだったのですがーー。
「これは猛毒の花ですね」
という心臓につき刺さるコメントが、中国人留学生S君から飛び込んできました。
「そんなこと、聞いたことないぞ」
とあせった私はすぐにとググってみて、彼が正しかったことが分かった瞬間の衝撃たるや、言葉になりません。
結構な猛毒があるそうですね。
S君いわく、スズランを食べて死んだ人もいるとか。
そんなこんなのやりとりをしていたら、今度は農学部出身の日本人から
「スズランに毒があることは有名ですよ。私は農学が専門ですから、私の言うことを信じてください」
とまで言われてしまいました。
一番毒性が高いのは根のようですが、花粉にも多少の毒性があるようで、
「食事をするテーブルに置くのはやめた方がいいと思います」
と、S君からアドバイスされました。
今まで、ン十年、主に子供のころにスズランのほぼ真横でバースデーディナー食べてきた私。今までは何事もなかったのですが、今年はさすがに食事中は、部屋の隅に追いやりました。
そして、今朝。
フランス人のフランソワが、
「5月1日のフランスの習慣。スズランを買って贈りあいます」
というコメントともに、パリの自宅で撮ったおしゃれなスズランの写真をInstgramにアップしていました。
「毒あるの知ってる?」
と聞こうと思ったけれど、飲み込みました。
ところで、道産子の夫は、スズランの毒性については、一応、知っていました。
「食べちゃダメだ、ということは聞いたことあるけど、そもそも、スズランを食うやつっているのかよ」
だよね~。でも、中国にはいるらしいです(S君情報)。