ようやく開運か
2か月ほど前のこと。
ヨガの先生が生徒にアンケートを配られました。その中に、
「ヨガにどんなことを期待していますか」
という質問があったので、
ズバリ、
「開運」
と書いて提出しました。
なんでこんな突拍子もないことを書いたかというと、ヨガを始めてしばらくしたときに先生とお茶をしていて、先生が、
「ヨガを続けていると、宇宙と波長が合ってきて、物事がスムーズに進むようになります」
みたいな話をされたことを覚えていたからなのです。
そのころ私は、切実に「ご縁」を求めておりました。私にふさわしいご縁と巡り合えるよう、自分を整えておきたいという気持ちが、なぜか「開運」という下品な表現になってしまったわけです。そのことは、失態……。
とにかく、私の「開運」コメントを読んだ先生が私に下さった言葉が以下のようなことです。
「ふさわしいときにふさわしいことが、あちらの方からやってきます。自分でジタバタして無理やりつかもうとしないで、やってきたご縁と仲良くしてください」
深いな。
確かに、私はジタバタあがいて就活をちょこっとだけやってみて、見事に落とされ、若干へこんだりした時だったのです。この際、ご縁が来るのを腹をくくって待とう、という心境になり、その後の就活はやめました。1社だけでおしまい。
それと前後して、唐突に「リトアニアに行きたい」と思い始めていました。
去年からはまっているポストクロッシングで知り合ったリトアニア人の女性がいつもすてきなカードと切手で、優しいメッセージを書いて送ってくれるので、
「彼女の住むリトアニアの首都ヴィリニュスには行ってみたいなあ、この人にも会えたらいいなあ」
と、なぜかものすごく強烈に思っていたんです。
「旧市街が世界遺産になっているヴィリニュスってどんな所だろう? 世界遺産の町に暮らすって、どんな気分なんだろう?」
そんなことを時々考えておりました。
そうしたら、今月の頭に、友だちを通じて単発のお仕事の話が来て、そこを突破口に、いきなりリトアニアとラトビアに出張できることが決まりました。ちょっと怖いくらい順調にーー。
そこで、件の女性にハガキを出す時に、このビッグニュースを伝えつつ、
「私がヴィリニュスに滞在する日に、あなたもいますかぁ?」
とだけ聞いておきました。本当は、会いたいと書きたかったけれど、相手が私のことをどう思っているか、本音が分からないし、なれなれしいのもまずいと思い、ぐっと我慢。
本日、彼女からいただいたお返事に、
「お会いしたいですね。〇〇をぜひご案内したいわ!」
と書かれてあったんですよ! これを開運と言わずして何を開運と言いましょうか!