郵便とリアルでトラベルライフ

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オーロラ旅行を日本に売り込むフィンランド

あんなにたくさんのフィンランド人が一か所に集結している場面を、私は東京で見たことがなかったので、一瞬、

「ありゃりゃ~、ここはヘルシンキかいな」

と錯覚するほど、真っ白なみなさんがたくさんいる会場に行ってまいりました。

これからオーロラの季節を迎えるに当たり、日本人のみなさんをフィンランドに向けて、大量輸送したい人たちがプレゼンする場所です。

実は、この私めも、長年の夢がかなって、行かれそうなんですよ! そういうお仕事のオファーが、思わぬところから真夏に飛び込んでまいりまして、ウレシイやら心配やら。とにかく情報ゲットのため(だけ)に、果敢にも行ってまいりました。

「オーロラ当たり年」と言われたのは去年なのですが、実は今年も期待できそうなんですって。ま、こればかりは自然現象ですから何とも約束できないけれど、すでに、なんと、首都ヘルシンキの近くの地点でも、結構ゴージャスなオーロラが観測されました!

だから、当たり年なんですよ(と決めつける私)。

北極圏に位置するラップランドで宿泊施設を経営する人たちとそのスタッフ何人かと話した感じでは、すごく楽しそうですーーそして寒そうっ!

Lapland Hotels & Safarisと HARRINIVAは良さそうでしたね。

ところで、オーロラ旅行に行く人たちって、ラップランド「だけ」行くんすかね?

私が個人的に行くんだったら、ぜひヘルシンキで何日か過ごしたいです。

ちょうど、ヘルシンキ市観光局の方もいたので、お話したんですが、ヘルシンキ市はこのところ、ものすごいスピードで変わっていると言われました。とは言っても、東京の猛スピードをイメージしてはダメ。少し割り引いて聞く必要がありますが、それでも、ここ2,3年の変化は著しそうだと感じました。

やはり、きっかけは、去年、世界のデザインキャピタルになったことのようです。

食の面で、今一つおしゃれ感に乏しかったフィンランドですが、今は地産地消の機運が高まり、「フィンランド料理はイケてる」という認識も高まっているとか。

「私たちはもう、フレンチとかイタリアンとかを追いかけなくてもいいのよ。フィンランドの素晴らしい食材を使って、フィンランドらしい料理を楽しめばいいだけ」

そこで、フィンランドらしい料理って?という疑問は残りますが、でも、やる気のある若者が手掛ける新しい感覚のレストランがガンガン生まれているエリアも教えてもらいました。

そして面白いと思ったのが、アイランドホッピングしながらコース料理を楽しめるという情報です。

ヘルシンキは海に面した都市ですから、周囲に小島が点在する地形を生かしそうという発想。島にあるレストランが連携して、前菜はこの島で、メインは別の島でーーというように、食べたいものを移動しながら楽しむことも可能なんですって。

食事は落ち着いて座って食べたい、という向きにはそれもOKだし、色々なレストランを短時間に経験したい、時間のないトラベラーには、そのニーズをかなえてあげましょうということなんでしょうね。

とにかく、デザインキャピタルのころの合言葉は「デザイン」だけだったのが、今じゃ「デザイン&フード」なんだそうです。

だれでも1日だけレストランを開けるという「レストランデー」を始めたのも、フィンランド人たちです。あっという間に世界中に広まって、日本でも開催されたとか。そのことをフィンランド人から教えてもらう私って、何!

ちょっとしたプレゼントもいただきました。ヘルシンキ(と言うか、フィンランド)を代表するブランドのテキスタイルをリサイクルしたバゲージタグです。

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右がマリメッコ、左はイヴァナ・ヘルシンキです。おしゃれですよね~。そして何より、リサイクルしているということろが、私が考えるフィンランドっぽさなんですよ! うれしさをかみ殺し、押し頂いてまいりました。

マリメッコの布の方はSuicaがピッタリ収まったので、さっそく愛用中です。イヴァナはスーツケース用だな。