iittala がon saleだったので
先週の金曜日。珍しく弟からメールが来て
「期末のセール情報、シェアします」
とありました。輸入食器のお店からのメルマガの転送。フィンランドのメーカー、IittalaとArabiaが安くなっているので、彼は
「会社用にムーミンマグが欲しい」
とほざいておりました。
実はあまり期待しないでメルマガをオープン―ーそして私は、長年(と言ってもせいぜい2年だけど)欲しいなあと思っていたものを複数発見してしまいました。
よし、買う!
一番響いたのはコレです。Ultima Thuleのタンブラー。
私はこの美しすぎるグラスのシリーズとは、フィンエアーのビジネスクラスで出会いました。ウェルカムドリンのサービスを、もっと細長くて背の高いタイプのグラスでやっていたのです。色々ある中で、シャンパンが入ったグラスが、ことさら美しくて、私はいつも
「シャンパン、ください」
と言っていました。
北極圏のラップランドの氷が解けていく様子にヒントを得た作品。1960年代にこんなにシャレたグラスのデザインを、フィンランドでは手掛けていたんですね!
グラスの足もとが特にステキなんですよ。
どーしてもほしー!! でも、機内販売はおろか、ヘルシンキ空港にも、ヘルシンキ市内のiittalaにも、当時はどこにも置いてありませんでした。それが、今、目の前にあるんです。
ウエルカムドリンクで使われていたグラスとはデザインが違うけれど、構うもんか! 今度いつ、Ultima Thuleにお目にかかれるか分かりませんからね。しかも、信じられないほど安かった~。
そしてお次は、この真紅のグラスです。
名匠Kaj Franckが1958年にデザインしたKartioというシリーズのタンブラー。私はこれが最初に発売されたときのバージョンを、ヘルシンキ市内のアンティークショップで見ていました。日本のうすはりガラスをほうふつとさせるデリケートな手吹きのガラスで、深いバーミリオン・カラーが本当に魅惑的でした。
店主も、
「昔の色は、今は出せないわね」
と何度も繰り返し、買うことを勧められましたが、ちょっとためらわれる値段がついていたので、その時は購入しなかったのです。
それがそれが、このたび、復刻されたということです。
「買うなら今でしょ!」
この言葉が頭の中をこだましておりました。
もうひとつ、かなり欲しかったのが、こちらのムーミンマグです。
2012年、ヘルシンキ市がWorld Design Capitalに選ばれたのを記念してつくられた限定マグ。これ、去年、現地で見たときに、
「お~、いいなあ」
と、心惹かれたものの、特別値段がついておりまして、それが私の中でどうしても折り合わず、購入は断念したという経緯がありました。
こちらもSALE価格で、私の手元にやってきてくれましたよ。けさ、さっそく、コーヒー飲んでみました。うん、満足! 不可思議な絵を見ながら、脱力しております。
あとは、実用的な買い物をちょこちょこ。
このMarimekkoとのコラボのスモークガラスのマリボウルは、母へのプレゼントにしようかな、と思っております。
これ、現地でも、すご~くお高いです。母は1つ欲しかったみたいんですが、
「これ、どうしてこんなに高いの? ほかのに比べて、高すぎる気がする」
とブツブツ言っていました。(もちろん、これはうちの家族の感じ方です)
待てば海路の日和あり。
お手頃価格で、私の手元にやってきました。
弟のおかげで、いい買い物が出来ました。
は~、すっごい満足。たまの散財は、心を豊かにしてくれますね。