郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

デジカメ個人レッスン@東京ミッドタウン

かつて勤めていた会社では、入社後すぐ、Nikonの一眼レフカメラを買わされ、それを日常的に使っていました。当時はまだまだ若く元気だったけれど、その高性能カメラの重さにはヒーヒー言っていたものです(カッシャーンというシャッター音はめちゃかっこよかったです)。その会社をやめた後は、

「重たいカメラは使わないぞ~」

と心に固く誓い、コンパクトなデジカメに移行。今の愛機はFUJIFULMのFINEPIX F600です。フツーに旅行写真を撮っている分にはまったく遜色なく、いえ、軽くて小さいがゆえに機動性が高まるので、非力な私にはむしろ好都合なカメラなのですが、いざ、オーロラを撮影(11月にフィンランドのラップランドに行くのさ!)するとなると、ヒッジョーに不安になり、とりあえず、製造元のFUJIFILMに相談に行ってまいりました。

六本木のここは、写真展やってたり、FUJIFILMのカメラが触り放題だったりしますし、何しろ、デジカメ教室も随時開かれているのです。

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電話で問い合わせたら、私の機種はちょいと古いので、現行デジカメ用の教室には参加させてもらえず、逆に、個人レッスンを提案されました。「無料」と聞き、即参加決定!

OBと思われるおじいさまが私を笑顔で待っていてくれまして、それはそれは懇切丁寧に教えてくださいました。今まで、私は超テキトーに愛機を使っていて、実はそのことを恥じておったのです。でも、

「オーロラを摂るなら、オートモードで撮影していい。そうなさいませ」

と断言されました。ま、トーシロな私の腕ですからね、オートで撮影するのが最適だと心の底から思いましたよ。

あらためて、このカメラの使い方と性能を一から丁寧に、一対一で教えていただいたことで、今の私には十分すぎるカメラだと思いました。

ただ、これよりちょいといいカメラも欲しいな~という気持ちにもなって帰路に着いたのです。おじいさまおすすめのカメラをその場で触らせていただき、やっぱ、コンデジよいいいわ~と思ってしまいました。

「オーロラを見に行くなんて、そう何度もあることじゃないでしょ。できれば、こっちのカメラをお持ちになるといいんですけどね」

はい、確かに。

本日の教訓:知りたかったことが分ると本当にスッキリする。疑問はそのままにしないで、速やかに解決すべし。そして、聞くべき相手は、トピックに詳しいことは当然ながら、あまりオタク過ぎずプロ過ぎず、丁寧に付き合ってくれる人を選ぶべし。

今日、応対してくださった方は、こう言っては失礼ですが、お年がお年なので、ビシバシのフォトグラファーではないと思います。それが私には好都合だったのです。たとえば、重たいカメラを持ち歩くことを厭わず、すべての設定はマニュアルが当然ーーみたいに思っている人に説明されたら、私は「自分では絶対にオーロラを撮れない」という結論を出したと思います。でも、今日のおじいさまはそうではありませんでした。

まず、自社製品を熟知し、私のカメラの性能を分かりやすく説明してくださったうえで、このカメラで大丈夫ですよと太鼓判を何度も押してくれました。もちろん、ご自身も写真を楽しまれている方ですから、貴重なアドバイスもたくさんくださいました。本当に感謝です。

「何もマニュアルで設定しなくたって、オートでも十分ですし、プロの方でもそうやって撮りますよ」

とまで言われたら、その言葉を信じようってもんです。もちろん、プロの方は凄いカメラでも撮影されるはずですが、こんなチビも用途次第では活用されると理解いたしました。

私は、いたずらに背伸びせず、出来る範囲でベストを尽くそうと、しみじみ思いました。

行ってよかった、六本木♬