済州島【済州オルレフェスティバル1日目】
オルレというのは済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」を意味する言葉で、韓国人でも知らない人は知らない単語だとか。今では、済州島に整備されたトレッキングルートを指す固有名詞として使われていうようです。詳細はこちらのページでご覧ください。
今年のオルレフェイスバルは10月31日から11月2日までの3日間開かれたのですが、私たちは日程が合わず、2日目からの参戦です。私たちにとっての「1日目」は、全員で15コースを歩きました。
オルレスタート地点までシャトルバスを利用しようと、まずはバスターミナルまでタクシーで行きました。タクシーの内装が派手なこと。
そして、バスターミナルも派手!南国を感じさせます。
韓国らしいオブジェがあまりにもリアルで、一瞬本物の人かと思ってギクっとしました。
で、シャトルバスを探すも、どこにあるのかまったく見当がつきません。
いかにもオルレフェスティバルに行きそうな格好をした人にレイコちゃんが韓国語で声をかけると、帰ってきたのは英語でした。シンガポールから毎年のように参加している強者の女性2人組。お二人は前日、シャトルを利用したものの、この日は市バスで行くというので、同行させてもらいました。
さて、スタート地点は漁港の近く。朝の漁がちょうど終わったタイミングに遭遇し、私たちは大興奮です。
一瞬、「女性が多いなあ」と思ったのですが、おばちゃんに見える人の中にはおじちゃんも交じってます。
済州島名物(「済州島に行くなら必ず食べてね」と韓国人からお勧めされる)太刀魚も、ちゃんとあがっていました。
その脇には干物も製造中。すごい匂いでしたよ。
さて、オルレの出発地点に到着です。フェスティバル大会本部で参加費を払ってグッズを受け取り、協賛企業のブースをひやかしたりして、スタート時間まで楽しくすごしました。
レイコちゃんはオルレのパスポートを購入し、そこにスタンプを押してきます。日本で言うスタンプラリーみたいで、これがなかなか楽しいわけです。
さて、海岸沿いを歩くことわずか数分で、いきなり「お接待」(お遍路じゃないけど)で貝の煮物をいただきました。磯の香りがぷ~んとして、うれしかったです♪
途中で海を離れて民家の並ぶ道を歩き、そのあとはキャベツ畑の横を歩き、
そして、トイレ休憩したお寺では、なぜかゲームにも参加させられ、
お餅の「お接待」もいただきました。
1コースが10数キロありますから、一番の心配はトイレですね。でも、その心配はまったくありません。途中にかなりの数のトイレがあって、しかも洋風の水洗トイレ、紙もちゃんとありました!
食事はお弁当持参の人もいれば、ミールチケットを買って給食を食べることもできます。私たちは後者を選択。小学校の校庭の人工芝に座って、お食事です。ボランティアの若者は、おそろいの黄色のスウェットに、幼稚園児の帽子がかわいかったです。
ミールチケットは、スタート地点でも、ランチ場所でも購入可能でした。
この日のメニューはビビンパ。本場の味です。
ち・なみ・に。アルコールが欲しければ、マッコリも販売していますので、どーぞ。韓国人って登山のときにもマッコリを飲む習慣があるそうで、この日もランチ場所であちこち、車座になって早くも宴会が開かれておりました。まだ、半分も歩いてないのにね~。
午前9時にスタートして、頻繁に休憩しながら歩いたのですが、到着したらもう夕方でした。夕日がものすごくきれいで、それだけで疲れが吹き飛びそう。
ここからの帰り、市バスで市内のバスターミナルまで戻るのが、一苦労でした。普段、そんなに乗客が多くない田舎道に、大量のオルレ参加者が放出され、みんな、同じ方向に帰るわけですから、バスに乗りきれない!バス停で待つ間、2台のバスにスルーされ、ひとつ前のバス停までみんなで歩き、無理やり乗せてもらったら、これが今度はラッシュ時の山手線以上のぎゅうぎゅう詰。でも、座席に座っていた韓国の方が荷物を持ってくれたりして、こころが温かくなりました。
オルレはグッズが工夫されていて、これがまた可愛らしいんです! 公式キャラクターの「カンセ」のキーホルダ―は、好きながらの布のものを買いました。フェスティバルのワッペンは参加者に配られた袋に入っていたものです。デザインがかわいい~
つづく。