郵便とリアルでトラベルライフ

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サンタクロースの成田離れ、ってか?

実は実は、またもや韓国に行っておりました。性懲りもなくソウルオンリー、1週間もだよ。ソウルは今年3回。プラス済州島にも行ったので、韓国だけで4回も行っちまいました。まったく……。

韓国レポを書きたいのではなく、帰国便の中で読んだ新聞記事についてです。

ここ何年か、サンタクロースが成田空港に降り立ってくれないーーという、まあ、何と平和な内容の記事がA新聞に出ていました。25日の朝刊だから、クリスマスネタということなんでしょうけど、わざわざ書くことか?

私の目が点になった部分を引用させていただくと、

サンタは1983年から毎年、「サンタの国」のPRを兼ねてフィンランド航空で来日している。当初は成田から出入国していたが、95年に同航空が関空に就航してから関空が中心になった。05年から中部も利用している。今年は今月4日に関空から来日、27日に中部から帰国する。

こんなの、フィンランド空港(=フィンエアー)の都合なんじゃないですか? 毎日、成田、関空、中部の3空港に1便ずつ飛ばしているんです。そのすべてを満席にするのは、そんなに簡単じゃないですよ。今年はJALの直行便も飛び始めたし。だから、割と埋まりやすい成田便じゃなくて、どちらかというと空席がある名古屋や大阪の便でサンタクロースチームを移動させるのは、すごく理にかなった選択だと、私なんかは思うんですよね。そして、空席のある日を選んでいるはずです、絶対(多分……)。

それを、 

空港関係者の間では「誘致に熱心な空港をサンタは利用しているのではないか」という見方も。

と書くのは、的外れに思えてなりません。空港関係者が本気でこんなこと言っているんでしょうか?? それとも、関空や中部の熱心な誘致活動が実を結んだ、とか? だったら、成田空港会社は営業かけましょうよぉ。本気でサンタに利用してほしいなら、ね。

とにかく、フィンランドはサンタの国という認識を持っていただくためには、記事にしていただけて、まあ、良かったです。

子供の幸福度調査でもフィンランドが上位!

もひとつ。25日の新聞には、子供幸福度の国際比較についての記事も載っておりました。私が読んだのは、N新聞とA新聞。どちらも、焦点は「日本は先進31か国中、6位」「物質的豊かでは21位」というところに当たっていました。当然私は、「フィンランドはどーかなー」と思ったわけです。

総合幸福度では2位(1位はオランダ)。問題の「物質的豊かさ」では、堂々の1位でした。

「物質的豊かさ」とは、国ごとに定めた”標準的な所得”の半分未満の世帯で暮らす子供の割合を示します。ということは、数値が大きければ大きいほど、貧しい家庭の子供が多いということになり、評価が下がるわけです。

フィンランドでは、この貧困家庭の割合は3・6%。日本は14.9%です。この数字をどう理解するのかは見解が分かれるところだと思いますが、新聞の主張としては、「格差が広がっている」ということになっていました。

ということは、フィンランドは、格差があまりない。もっと言うと、教育や医療など、子育てにかかる「経費」はオール無料なので、貧困家庭の子供でも、それが進学面での足かせになったりはしにくい仕組みだと思われます。よって、家庭の収入レベルと子供の幸福度は、日本ほど直結しないのでしょう。

とにかく、色々な国際比較の調査で、このところずっと上位の常連になっているフィンランド。本当のところどうなのか、確認する意味でも、一定期間、暮らしてみたいんです。あーあ。英語が公用語にならないかなあーー。