郵便とリアルでトラベルライフ

旅が大好き! Postcrossingを始めてからハガキで世界旅行。楽しいよ♫

ポスクロではツライこともたまには起きる

海外の人たちとポストカードを送りあうことに日々、喜びを感じて、ここ3年ほど生きてまいりました。その間、楽しいことばかりではなく、不愉快なことも時たま起こりました。その都度、「世界には色々な考えの人がいるもんだ」ということを思い知らされるわけですが、今日はそんな日でした。

 コンピューターに割り振られた人に送るだけでは飽き足りない人びとのために、Forumという場所がポスクロには存在します。そちらは、やる気満々の方々の集まりで、積極的なやりとりが行われている(はずな)のですが、もちろん、確信犯的に不愉快なことをする人は、いる。今まで、結構順調だったので、そういう不誠実な人の存在をすっかり忘れておりましたが、本日、「あちゃ、当たっちまった」のです。

「こんなの送るね」と愛想よく言っておきながら何も送らないのがcheaterだとすると、一応は送ってきているので、100%うそつきというわけでは、ない。何と形容したらいいのか?

さて、1週間ほど前、数人で一つのグループを作って、お互いにあるテーマのポストカードを送りあうRound Robinsという場で、日本のイラストのカード(相手が欲しがっている)を私が送り、相手(複数)からは、私の希望のカードを送ってもらうというグループに参加しました。

相手のうちの一人については、過去に個人的にやりとりをしたことがあって、うれしくない体験をしました。その後、その人についてよろしくない評判が耳に入り、「そりゃ、ひどいなあ。私に対してやったことの百倍、悪い!」と思ったものです。嫌なヤツだと分かっているなら、同じグループに参加しなきゃいいわけですが、今回は、ちょっと賭けに出てみました。相手に希望のカードを送ってあげる代わりに、「私がお気に入りに入れているカードをざっと見て、どんなカードを喜ぶのか想像して、あなたのチョイスで送ってみてね」ということにしたのです。

さて、本日、ボッロボロの紙袋を封筒に仕立て直したものが郵便箱に入っておりました。最初、一体何なのか分からなかったほどです。封を開けても、これが果たしてどのグループのカードなのかしばらく分からない始末。だって、欲しくもない広告カードや、クリスマスのグリーティングカード、リプトンのティーバッグも、得体のしれない小物もありました! すべての紙類をひっくり返し、メッセージを読んで、どのグループのものなのか突き止めたときは、もう脱力感。

こりゃ、ひどいよぉ~~。

Forumでは、カードが届いたときは、スレッドに報告することになっているので、一応、大人の対応で、「Thank you」とは書きました。そして、怒りと残念な気持ちがないまぜになったまま、そのRound Robinsのリーダーに、今回のことについてメッセージを送りました。たかが、ポストカードのことで、そんなに熱くなんなよ、とお思いでしょうが、フェアじゃない人を私は許せない。ちっちゃいけれど、こんなことも、国際紛争の火種。

でもね、色んな人が様々な思惑で、自分に都合よく生きているーーそれが地球なんですね。うちの夫などは、「人の気持ちが分かんない人なんだよ。悪いことしていると思ってないと思うぜ」とバッサリ。

思いっきり残念なことが起きた後、そこには神様がいました。コンピューターから私の住所を割り振られた人たちから、オフィシャルのカードが5枚、先の怪しい封筒と一緒にドンと届き、そのうちの2枚が、私の大好物のカードだったのです。

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右は、オランダの看護師さんからいただいたLali Riddleという人気シリーズ。この方は日本ラブなんだそうです。左はフィンランドの大学院生から届いた、Vallila というインテリアデザインのブランドのカード。エンボス加工がしてある上に、ところどころにラメ装飾まで! あー、美しくてうっとりです。こういう、ステキなカードを送ってくれる人は、メッセージにも愛情が感じられる確率が高く、嫌な思いをした後だけに、本当に救われました。