海外発のエアメール代金
昨日、イタリアから摩訶不思議なポストカードが届きました。切手が€0.15分しか貼ってないのです。こんなことが許されていいのでしょうか!
途中ではがれた分があったとも思えないので、ひょっとしたら格安で送る方法がイタリアにはあるのか、どうしても知りたいところです。
そこで、ほかの国のエアメール代金のことが気になりだしました。
世界最高額はデンマークか
デンマークのポスクロユーザーからオフィシャルのハガキをいただいたときに、切手がなぜかドイツのものだったことがあります。このユーザーさんのプロフィールには、大変深刻な(その人にとって、ね)ことが書かれていました。
2016年1月1日現在、デンマークの郵便代金は世界一高いと思われるレベルに達しました。ヨーロッパ向けのPRIORITAIREは€3.35、エコノミーは€2.15、それ以外の海外は、それぞれ、€4.04と€2.55です。私は今後、エコノミーで発送するか、ドイツから送るかしかできません。私からのカードが届くのが遅くなると思いますが、ごめんなさい。
絵葉書1枚、ヨーロッパ以外の地域に送ろうと思ったら、500円もかかるのか! エコノミーにしたところで260円ほどーーそれじゃ、気軽にポストカードを送れませんね。デンマークの切手をもらってみたいけれど、それはもはやぜいたく品。日本は今のところ、世界どこまでも70円でハガキを送ることができるので、ありがたいことです。
では、ドイツからならいくらで届くのかというと、90セントです。それだって、¥110ほどかかるんです。
エアメール代金の高さは、他のヨーロッパのポスクロッサーを悩ませていることは確かで、以前もポーランドの方から、ドイツの切手で届いたことがありました。どうも、ポーランドで郵便物を集めてまとめてドイツに送り、そこで切手を貼って出すというサービスがあるようです。
ポスクロ熱の熱いフィンランドも、最近、€1から€1.3に値上げされました。ひえ~。
アジアはまだ安めを維持しているようで、私に届いたハガキに貼ってあった切手(正しい料金が貼ってあると信じます)から判断すると、台湾は10元(¥33)。
中国は3.2元(¥53)程度のようです。
東欧を旅行した時に、エアメール代が高いと感じました。チェコは30コルネ(¥136)、ポーランドは5ズロチ(¥138)と、日本のエアメール代の倍です。
ただ、日本は封書になるとエアメール代が少しアップする一方、海外の場合、ポストカードと封書が同料金のことも多いらしい(だから、ポストカードなのに封筒に入れて送ってほしいと平気でリクエストしてきます。私は応じませんが)ので、単純には比較しにくい事情もあります。
今後、消費税が上がればエアメール代にも影響がでるかもしれないので、今のうちにせっせとポスクロを楽しもうと思ったところです。
数字のかかれていないバージョン
そういえば、スウェーデンからため息の出るような美しい切手が届きました。
ミシン目が入ってる理由はわかりませんが、手が込んでいることは確か。なのに、数字が書かれておりません。50グラムまではSEK 13、つまり170円程度かな? 物価の高い北欧ですから、デンマークほどではないものの、やっぱり高いですね。
「数字なし」切手でおなじみなのが、アメリカのFOEVERです。
郵便代の変動(今年はちょっとだけ下がったそうすよ!)にかかわらず、永久に使えるための措置とか。フォーエバーって、おかしい……。
切手代ひとつからでも世界の事情が垣間見え、世界における日本の立ち位置(と大きく出てみました)が想像され、楽しいです。