おおきなかぶのポストカード
ロシアの民話を基にした絵本『おおきなかぶ』、幼いときに何度も読みました。
「うんとこしょ、どっこいしょ」
この掛け声、聞き覚えのある方もいらっしゃいますよね。
私が楽しく読んでいた絵本は、佐藤忠良氏の挿絵が美しいこちらの一冊です。
- 作者: A.トルストイ,佐藤忠良,内田莉莎子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1966/06/20
- メディア: 大型本
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おじいさんが育てたかぶが大きく育ちすぎて、おじいさん一人では抜けません。そこで、おばあさんを助っ人に呼ぶも、まだ抜けません。そこで、孫娘、犬、猫と次々に応援を頼み、最後は小さなねずみが加わって、無事にかぶが抜けました!
このお話の最高の場面を描いたポストカードがロシアから届きました。
ちょっとかぶが小さな感じがしますが、でも、まさに抜けたその瞬間をとらえた場面の影絵風イラストがすごくステキで、ちょっと調べてみました。
ウキィベディアのおおきなかぶのページで、いきなり、この絵が使われている本のことを知りました。挿絵画家の名前が、日本語表記では「エリザベータ・ビョーム」とあります。これは、ポストカードに書かれているキリル文字の名前とも一致しそう。
画像を拝借。ね、この中に私のポストカードの絵と同じクライマックスのものがありますよね!
かぶを抜くにあたり、決定的な仕事をしたのが、最後に参加したねずみちゃん。それだからなのか、住所を書く面に特別にちっちゃく描かれているんですよ。
たった一枚のポストカードが、あれこれ検索の旅に導いてくれました。この絵はがきのイラストが使われている英語版の絵本を見つけられたら、きっと買っちゃう。