郵便とリアルでトラベルライフ

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夢にまで見たカードがフィンランドから届いた

ムーミン童話の著者トーヴェ・ヤンソンの絵はがきを集めています。なぜなら、彼女の原画のすばらしさに惚れたから。

そして過日、欲しかった、欲しかったポストカードが、本国フィンランドから届きました。

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 ポストクロッシングのオフィシャルでいただきました。心温まるメッセージが書かれていて、大切な1枚になりました。この写真の撮影場所は、パートナーと過ごした島でしょうか? 今のところ判然としません。

切手がこれまたムーミンなんですよ。

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ストクロッシング界では、ムーミンが人気キャラクターになっている様子で、私は困惑しております。ムーミンは決して、ハロー・キティなどのようなキャラクターとして生まれたものではないのです。ムーミンフィンランドではMuumi)はれっきとした文学作品の登場人物(人物というのもなんですが)ですからね。

私は子供のころ、日本で言うところのムーミンの童話に親しみましたが、かといって、熱烈なムーミンファンになることはありませんでした。トーヴェがフィンランド人だったという認識すらなかったわけですから。

トーヴェの生誕100年の記念の年に、熱狂的なムーミンファンを擁する日本で、回顧展が開かれました。その時の図録を持っています。

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ムーミンの物語に添えられている原画は、本当に繊細で小さくかわいらしいものです。細かく書き込まれている線が、実に美しい。

トーヴェ、絵、うまいわ」と言って、「あなたに言われたくないはずだよ」と夫にたしなめられました。

この一年、私はムーミンの原画が施されたカレンダーと過ごしております。トーヴェの原画を多数有するフィンラドの地方都市タンペレの美術館発行なので、曜日の並びが月曜日スタートで、休日もフィンランドのもの。

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入り口がキャラクターとしてのムーミンでも、ポストカードのウィッシュリストムーミンを挙げている方には、ぜひぜひぜひ、物語を読んでほしい。トーヴェの描いた世界に触れてほしい。そこには、古きよき(と思しき)フィンランドのマインドが描かれているように、私には思えるのです。真心こめてこのポストカードを送って下さった方のように、相手の気持ちをよく理解してくれる人に会う率が高い、というのが、今のところ、私にとってのフィンランドです。