京都の東寺・弘法市に初参戦
先月末、突然、神戸在住の友だちAちゃんを訪ねて関西旅行をすることを決め、決行してきました。Aはもともと東京の子だから、関東人目線で探した「関西のおもろい場所・行ってみたい場所」を色々教えてくれるのがありがたい。今回は、京都で合流し、有馬温泉へ一泊、その後は神戸のホテルに泊まりつつ、「弘法さん、行こうよ!」と誘われて、早朝から繰り出しました。
弘法市は毎月21日に開催です。平日だったから、朝の通勤・通学で行きかう人たちを横目に、お目当ての東寺にダッシュ!です。あ、見えた!
すごい混雑を予想していたのですが、着いたのが早すぎたのか、人出はまばら。私たちが狙うのは食器類ですが、お店もまだちゃんと開いていない感じで、商品が並んでないのです。
しかし、そこはたくましいAちゃんは、
「お兄さん、ここの箱、ちょっと見せて~」
と、まだOK出てないのに、勝手に木箱の中のお皿やぐい飲みを物色し始めちゃうわけ。私も横で何となく見てて、「かわいいねえ」「それ、私も欲しいなあ」などと言いながら、お店のおじちゃんとのトークを楽しみました。
このお店の人と、その隣のお店のおじちゃんが、ものすごく親切で、質問してないことでもどんどん、骨董の知識を授けてくれたのです。勉強になったよ、ほんと。
最初のお店のおじちゃんたら、
「ちょっとトイレ行きたいから、ここ、座っといて」
と、初対面の私に店番を頼むんですよ。この、飾らない感じ、いいね~。最初は耳を疑ったけど、おじさん、立ち上がったら、
「ほら、店の中から外見ると、いつも見てる風景と違うやろ」
なんて言って、さっさとトイレに一目散で行っちゃいました。
私がドロボーだったらどうするつもりなんだろうね?
なんだかんだで、Aと二人、染付の食器を狂うように買いました。
実は、その前の日には、神戸市内の骨董やさんで食器を買っていたA。その晩、すべての戦利品を楽しもうと、Aちゃんの神戸のおうちでご飯会しました。それにしても、たくさん買ったよね(多すぎて、全部を紹介できてない!)。
ワイングラスはアンティークだけど、これは今回の戦利品ではございません。
今回、弘法市に行くにあたり、何か記念になるいいモノを買いたいと思っていたのですが、私に留守番を頼んだおじちゃんが
「こんなのどう?」
と進めてくれたのがこちらのお重。
新聞紙に厳重にくるまれ、ほこりまみれの箱の中から救出した私は、すぐに欲しくなって、我が家へ連れて帰りました。
「お正月におせちを入れて使えばいいし、それ以外の時はお針箱にしてもいいんよ」
というのがおじちゃんのアドバイスなんですが、裁縫道具を入れたりせず、食器として日常で活用しようと思っています。
また、隣のお店のおじちゃんからは、「寿」の字が入ったおめでたいぐい飲みを5個、買いました。
「え!」と一瞬思ったくらい、私にしては「いいお値段」払いました。一つ一つ、外国のお客さんにお土産として手渡そうと思っています。
あちこちの骨董売りのおじちゃんに言われたんだけど、「弘法さんもいいけど、東寺で毎月第一日曜に骨董だけの市があるんや。そっちもおすすめ」だそうです。
神戸ではポーランドの食器をGET
実は私、Aちゃんの案内で神戸市内のポーランド食器のお店ものぞいて、お皿を柄違いで2枚ゲットしたのです。我が家で使ってみたら、これ、かわいい♬ 一緒に映っている染付は京都での戦利品。ちなみに、スプーンは、ポーランドで昔、買ってきたものです。
白状すると、このお皿は「B級品コーナー」におられました。「ほんの一部分の色がちょっと薄い」「異物がある」など、B級品になった理由はお聞きしましたが、素人目にには全く気にならないし、そもそも言われないと気が付かない。そこで、躊躇せずに買いました。使ってみて初めて認識したのですが、ほどよい深さがあるので、スープなど汁物をきちんと受け止めてくれて、使い勝手よし! 満足です。
あー、いい旅だった。