国際社会は弱肉強食
ポストクロッシングで、私は、ヨーロッパ某国に住んでいるアジア人にポストカードを送ることになりました。その人のプロフィールは、読んでて切なく、苦しく、だけど、「なんでそんなこと、ここで言う?」というものでした。
出だしは、ハッピーハッピーな女の子な感じのプロフィール。「おお、ヨーロッパで青春を謳歌しとるな」と読み進めていくと、突然、過去のアンハッピーな体験に変わります。
経済発展中の国出身のこの子は、ヨーロッパに短期留学した後、アフリカのある国に仕事で派遣されました。そのころにポスクロを始めたそうです。私に言わせれば、かなり恵まれた環境のお嬢さんね、ということです。
「地元の人はとても親切でした。でも、時々(無知から←本当にこう書いています)私のことを中国人と間違えて、ひどい仕打ちを受けました」
おいおい。
さらに続けて、「政府からハラスメントを受けたり、一部の地元の人に利用されたりして、辛いことが続きました」とあります。
「電話で母に、こんなことは言えません。だから、海外の人に、ちょこっとずつ、辛いことを書いて送りました。そして、嫌なことは自分の中に残さないようにしたのです」
確かに、理不尽な思いをしたんでしょうね。でも、そのことがぶちまけられたポストカードを受け取った人は、たまったものではありません。
母国以外に住んでいるときに、時として、出自を引き合いにひどい扱いを受けることは、はっきり言ってあります。残念ながら、経済力があり、人口が多い国は、どうしても有利だし、そうでない国はおとなしくしてないと、みたいな風潮はあると思います。それが現実。彼女も大変な思いをしているんでしょうね。
私が送ったカードは、昨日、無事、登録されました。「ドイツのメンバーばかり割り振られる」と文句を言っておりました(はぁ~)。そんなの、世界中の人がそうだわさ。
今後は、幸せなこと(だけ)を書いてポストカードを送ってね~。出身国のことについては、堂々としていればいいから!