海外から来た和コンテンツの絵葉書
浮世絵の絵葉書が海外から届きました。ポストクロッシングのオフィシャルです。
「日本人」のアドレスを引いたので、行ってきたばかりの日本アート展で買ったポストカードを特に選んで送ってくれたみたいです。
歌川国芳の『れつぷでん 加賀千代』。基本的な説明は日本語でのみ書かれていることと、「Postcard」と印刷されているあたりから、日本で販売されることを意識して作られたカードで間違いないでしょう。Printed in Japanかなとすら思う、きれいな印刷です。
ポストカードとしては、本当に素敵な1枚です。
ただ、それを、海外の人からもらったことが、なんか、ねえ。
最近、日本人以外のメンバーで、「浮世絵のポストカードが希望」と書いている人が結構いるので、そういう人に送るのであれば、このポストカードは、ほぼ、パーフェクトなチョイスだと思います。なぜ、ほぼ、なのかというと、作品名やアーティスト名が日本語でしか書いてないので、日本語が分からない人には意味ないから。
ただ、私は浮世絵とか日本のアートのポストカードを欲しいなんて、一言も書いていません。海外からせっかくポストカードをいただけるのに、「あれ、なんで浮世絵?」と、一瞬、残念に思ったのは事実です。
これって、フィンランド製のムーミンのポストカードを、ムーミンファンではないフィンランド人に送る、みたいなことじゃないかしら。万里の長城のビューカードを中国人に、グランドキャニオンをアメリカ人に、あなたは送りますか? 受取人が欲しがっている場合以外、私だったらやらない。
そうそう、今までも、こんな日本のアニメのカードが海を渡ってやって来てます。
受け取った時、どうして、あえてこれを選んだのか、頭を抱えたものです。日本の大切なコンテンツなのに、©はクリアしてない可能性の高いものです。それもあって、和物のカードにはやや過敏になっている私なのでした。