ポスクロ、やめようかーーと思った時に、贈り物が届いて踏みとどまる
ある吉日のこと、我が家のポストに思いがけないものが届いておりました。
ポストクロッシングで知り合い、実際にお会いしたりして仲良くなったリトアニアのIさんからの誕生日プレゼントです! 全部、Sigutė Achさんというリトアニアのアーティストのグッズ💛
Sigutėのことは、Iさんからもらったかわいいポストカードを通して知りました。美しい本をたくさん出版されていることも知り、リトアニアに行った時は、かわいい雑貨にも出会いました。本は読めないけどSigutėの絵が好きーーそんな私の趣味を知っているIさんは、また(クリスマスとかにも来るので)プレゼントを贈ってくれたのです。
私の誕生日を覚えていてくれただけでも、涙が出るほどうれしいのに、このコロナ禍で‼ 日本からリトアニアにはエアメールを受け付けてくれないので、開通したら、何かお返しをお送りしようと思います。
オランダの文学青年からも
I さんからの封筒と共に、オランダの青年B君からも、バースデー・ポストカードが届いていました! 彼のことは以前も何度か書いたのですが、村上春樹の大ファンで、ものすごい読書家で、たぶん、繊細な心の持ち主だと思います。そんな優しい彼が、キモカワイイ爬虫類がデザインされたポストカードに、きれいな切手をたくさん貼って、「誕生日おめでとう」のメッセージを送ってくれたのでした。彼からは今まで、本当にセンスのいいアートなカードをいただいていたので、今回のチョイスは意外でした。趣味が変わったのかもね、と想像。
それはともかくとして、彼の誕生日を調べたら、おっと、ギリギリセーフで間に合うと思われるタイミングでやってきます。慌てて、お好みのポストカードをチョイスし、投函しました。郵便事情が優秀なオランダのこと、ちゃっちゃとお手元に届くことを祈るばかりです。
IさんにしてもB君にしても、何ていい人たちなんでしょうか。ポスクロやってなかったら絶対に味わえなかったこの幸せ。やっぱり、もう少し続けてみようと、心変わりしたわけです。
贈り物に弱いぞ、私ーー。
やめたくなった理由
実は、この日の朝、ポスクロ活動をした途端、私が最も我慢ならないタイプのメンバーに当たってしまったのでした。ズバリ、複数アカウントを所有する女子! 即、怒り心頭に発した吾輩をご想像ください。
近年、オフィシャルで当たる人のタイプが変わってきているように感じているところへ、明確なルール違反者の登場に、「今度こそ、やめ時かもな」と瞬間的に思いました。
この子は、
「私は、世界のたくさんの人と交流したいので、どんどんポストカードを送ろうと思って、この2つ目のアカウントを開きました」
とプロフィールに書いていました。恐らく、ポスクロの運営が
「Postcrossing does not welcome multiple accounts per person」
と言っていることを知らないのでしょう。知りつつ、複数のアカウントを開設しているとしたら、それはもはや犯罪だ!
よーし、ここは日本のお姉さんが(勝手に)成敗してやる!
今までもこのようなことは何度かあり、その都度、「ルールを守ってほしい」と伝えては、無視されたり、逆切れされたりしてきました。そういえば、「そうなんですか? 知りませんでした。アカウントは一つに戻しますね(教えてくれてありがとう)」的なお返事をもらったこと、ないわ~。
私はポスクロ自警団じゃないですが、ルールを守れない人は看過できない体質になってきたと思います。「子供だって我慢してステイホームしてんのに、お前、何でパチンコ行ってんだよ!」とブチ切れていたコロナの”自粛警察”の人たちの気持ち、なんだか分かるぅ。
「郵便はメールみたいにサクッと着かないから、ポストカードを出したくても出せないのはしょうがない。みんなが我慢してるのに、何であなたはアカウントたくさん作って好き勝手やってるわけ? ポスクロはそんなこと認めてないよ!」
と言いたくなってしまうわけです。
そんな怒りんぼの私が頭から湯気を出しているドンピシャのタイミングで届いた、愛情たっぷりのお便りで、私は世界にはいろいろな人がいることを、改めて思い出したのでした。 ルール守れない人、そもそもチェックしない人も、思いやりのある人も含めての、ポストクロッシング♬