郵便とリアルでトラベルライフ

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お元気ですか?と言ってはいけない場合

今日は仲良しの韓国人Lさんとお出かけ。ご主人の転勤で東京暮らしを始めてまだ1年半なのに、私ともう一人の日本人レイコと一緒に、おしゃべりが十分楽しめるくらい上達していて、本当にすごい、そして素敵な女性です。

Lさんが何かの拍子に言いました。

「日本人は、こんにちは、を言った後に、お元気ですか、と言いますね。最初はとてもびっくりしました」

???になったのは、私とレイコ。確かに私、さっき会ったときに、Lさんに「こんにちは! お元気ですか?」と聞いたわなぁ。でも、それがなぜゆえに彼女を困惑させるのか?

Lさんは続けて、理由を言いました。

「韓国では、お元気ですか? というあいさつは、病気の人か、ものすごくお年寄りの人にだけ使います。もし、私が韓国人の友達から、お元気ですか? と聞かれたら、病人みたいに見えたかな?と心配になります」

そーなの??

いやはや、まさか「お元気ですか?」の一言が、相手を不愉快にさせる可能性があるなんて、考えたこともありませんでしたよ。異文化コミュニケーションの難しさですね。

もちろんLさんは、日本人があいさつ代わりに言う「お元気ですか」に、いちいち腹を立てたり、悲しんだりせず、「もう分かっていますから、大丈夫です」と笑い飛ばします。実は、私が「お元気ですか?」を言ったあと、彼女だって、「お陰様で。◎◎(私の名前)さんはお元気ですか?」と聞いてくれたくらいですからね。

では、韓国では「お元気ですか?」の代わりに何というか? 「パムモゴッソ(ご飯食べた)?」だそうです。

以下、Lさんの解説。

韓国は昔、貧しい時代に大勢の人が餓死しました。ですから、朝、起きて最初に聞くことは、「ご飯食べた?」ーーつまり、食事をして命をつなげることができましたか、と尋ねるのです。韓国人に「ご飯食べた?」と聞かれても、それは必ずしも、食事を済ませたかどうかを質問されたわけではなく、単に、「お元気ですか?」と聞かれているだけのことが多いですよ。

ちょうどこの話をしていたら、Lさんの中学生の息子から電話がかかってきました。彼女は電話に出るなり、「パムモゴッソ?」と聞いているではないですか! 私はてっきり、息子に「元気?」と尋ねたのかと思ったのですが、この場合は、息子がちゃんとお昼ご飯を食べたのか、確認したのでした。あー、言葉って本当に難しい。

本日、私がLさんとレイコとおしゃべりに花を咲かせた上野の韓国カフェで食べたのが、このかき氷。小豆とかぼちゃの餡がやさしい甘さで、去年、ソウルで食べた絶品かき氷を思い出したのでした。

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先月、里帰りしていたLさんは、あれこれお土産をくださったのですが、その一つが、この大粒の天然石を使ったブレスレットです。今、韓国ではこれが大流行なんですって!韓国の流行を東京で楽しむ私です。

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