郵便とリアルでトラベルライフ

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韓国旅行2012 ②OMGなミュージアム×2

参鶏湯で突き出たお腹をさすりながら、友だちとの待ち合わせに急ぎました。OLして貯めたお金で、1年間東京に自費語学留学し、帰国して間もないソンミさんが、私たちの街歩きに付き合ってくださることになり、餅博物館前で合流です。

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ここはレイコちゃんが行きたがってた場所で、私はまったく興味なかったけど、期待以上でした。

何が? 受付のおじさんですよ。

「チケット、大人3枚お願いします」(レイコ)

「ええ? 見るの? 本気かよ」(おじさんの表情から想像)

「何言ってんのか分かんないな。ソンミさん通訳して」(レイコ)

「レイコさん、本当にここに入りたいですか?」(ソンミさん)

「何で? 面白そうじゃん。だめ?」(レイコ)

「あの、おじさんが言うには、中は何も見るものがないらしいいです。入ってもつまらないから、お金がもったいないって」(ソンミさん)

「……」(レイコ+私)

ま、併設のカフェで餅を使ったものでも食べれば(まだ食べんの?)、博物館で見るだけよりは心に残るでしょう、ということで作戦変更です。おじさんと一緒に写真だけ撮りました。一同笑顔(というか苦笑)。お見せできず残念です。それにしても、博物館で「入場拒否」にあったのは初めてです。韓国、最高!

併設のカフェは、おやつもドリンクも充実。店内装飾もラブリーですよぉ。餅は慶事に欠かせませんというディスプレーもかわいいわ。想像するに、こういうのが博物館の中に延々と展示されているのでしょう。だから、おじさんとしては、「そんなもん見るんだったら、となりのカフェでおいしいモンでも食べて、チラッとディスプレー見なさい」ということなんでしょうな。

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きれいなデコレーション餅ケーキとかご贈答セットなどもすごく充実していました。

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わたしが一番心を奪われたのがこちらのりんごケーキ餅です。ところで、「ケーキ餅」って何? 今になってすごく気になっています。

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さすがにケーキ餅の類はあきらめましたが、我らは餅のトッピングされたかき氷を注文。だって、汗が引かないのよ。ソウルも35度とか平気でありましたから。現地のお作法では、きれいに盛り付けられたかき氷でも、ぐちゃぐちゃに混ぜちゃいます。まさにビビンパの本場ですね。慣れないうちは、日本人みなさん、のけぞります。

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さて、旧交を温めつつ、甘いモノで英気を養い、汗も引いて気力充実、お次は私が惚れ込んでいる木人美術館へ行きま~す♪♪ ザッツ・韓国・ヘタウマ大賞~な、素敵な美術館ですよん。

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入口からして、「これは期待できる!」感じがしませんか? もうすでにワクワク(行くのは二度目)。

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土葬が盛んに行われていたころ、死者を運ぶ輿の装飾品として使われた木彫りの人形(木人)を中心に展示している個人の美術館です。韓国のものだけでなく、アジア各地から集めたお面なども展示している場合があります。

ここではぜひ、木人さんたちとじっくりお会いください。「彼ら」は誰かに見せるためと言うよりは、死者を弔う気持ちで掘られた人形たちです。どことなく哀愁漂うものの、おかしみを誘う表情が多く、また、鬼気迫るものもあって、見飽きることがありません。

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ねえ、ほら、アートしてます。かわいいです。一つもらっていきたい!!

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天井には鳥も飛んでますよ。

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▲これなんて、ちょっとバリ風。

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 どなたのお葬式用だったのでしょう、とにかく豪華絢爛。設計図もありました。

そこで疑問がーー。ここのコレクションは、よく残っていたなあと思うのですが、ま・さ・か、掘り起こして来たりしていませんよね? 用途が用途なだけに、気になります。

この美術館は、展示法もしゃれているから好きなんです。

▼窓枠に置いてあったり、

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▼階段横で愛嬌をふりまいていたり、

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▼家具の中に潜んでいたり、

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▼天井の梁にちょこんと乗っていたり。

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時間があれば、オリジナル木人ストラップを無料で作ることができます。いくつかの形から好きなのを選んで、あとは好きに彩色するだけ。このカップルも無心にマイ木人の制作中でした。

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私たち3人も作って、マイバッグにつけてみました。

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