旅行中に届いたこけし
後期高齢者の両親と一緒に出かけた東北温泉旅行の初日、しかも、行きの新幹線で、
「ミカン箱いっぱいのこけしが届いた」
というメールを夫から受けました。
追って送られてきた写真がこちら。
ずら~~~っとかわいく並んでおります。
20代からお世話になっている、母と同年代の女性からの「終活」プレゼントだそうです。
帰宅して実物と対面して、コーフンしました! かわいくて、かわいくて。
その中に1体に
「第18回全日本こけしコンクール 内閣総理大臣賞受賞者作品」
というシールが貼ってあるものがありました。
受賞者作品だから、ありがたく思う、というわけでもないのですが、ここまで書かれると、作者がとても気になります。なのに、工人さんの達筆なサインが読めず、検索できないじゃないかぁ!
奥州、昭二作というのは何となくわかったのですが、これは誰じゃ?
知り合いのこけし博士のおじ様にお聞きしてみたら、速攻で回答が来ました!
仙台の鈴木昭二工人です。
平成27年10月11日亡くなられています。
息子さんは明さん、孫は敬さんです。
(中略)
二人とも胞吉の味を表現した素晴らしいこけしを作ります。〇〇(回答者のお名前)は推薦します。
なにやら、”あの名品の作並系高橋胞吉工人の流れを受け継ぐ系統”とのこと(と言っても、わたしにはその価値がまったく分からないんですがね)で、”現在、胞吉型を作るのは鈴木明、敬のお二人になってしまった”と、こけし博士は嘆いております。
宮城県仙台市秋保の里に工房があって、いつでも訪問できるというお話なので、次回の東北旅の候補地です。何より、こけし博士の推薦ですもの、ほほほ。
今なら、このサイン、完璧に読めるわ!
奥州仙台 昭二作ーー間違いなし!