ヨーロッパあちこち記(2011) BCN チョコレートの殿堂から下町散歩
【2011年11月9日】
バルセロナ3日目、まずはチョコレート博物館に行ってみることにしました。ネット上でのレビューなどを参考に、中には入らず、お土産を買って、ホットチョコレートでも飲もうという作戦です。
ロゴのフォント、色使い、文字の配列、かっこいい!
中庭の先が、お菓子学校になっていました。
学生さんが休憩中でした。カフェ・エプロンの色もロゴとおそろいですね。ヨーロッパを秋に旅行してみて、茶色の美しさに目覚めました。ヨーロッパの人は目の色とか髪の色が薄い人が多いからなのか、茶色をとても上手に印象的に身にまとっているなあと思います。しかも、黒と組み合わせるんですよね。ため息が出ます。
色気より食い気で、まずは買い物。何を買ってもおいしいはずだから、あとは、デザインで決めよう!
この日は実は、コートも必要ないほどの暖かさで、日差しも強くて、本当なら、ホットチョコレートなんて飲みたくないんです。でも、「バルセロナでは絶対に飲む」と決めてきちゃったから、最初の1杯目はチョコレートの殿堂でいただきました。確かに、とても濃厚で、チョコレートの質がすごく高級なことが分かります。デミタスカップより一回り大きいくらいのカップで、ちょうど満足な量でした。すぐ隣で、地元のマダムも同じもの、飲んでいました。目が合って、お互い満足な笑顔でごあいさつ。
こちらは巨大なカップに大量のカカオパウダー。たぶん、本物でしょうね。ディスプレーも迫力&おしゃれ。カカオとヨーロッパの出会いはスペインだったのですし、渋くてまずかったものを、あんなに美味しい飲み物に変身させたのもスペインです。彼らが誇りを持つのも、当然ですね。私もその点で、スペイン人に感謝しています。
一応「ミュージアム」なので(笑)、Tシャツとか鉛筆などのオリジナルグッズも充実していました。
「もう、チョコレートは当分いいや」の気分になるほど身も心もチョコレートまみれになった気になり、バルセロナの味わい深い旧市街を猛烈なスピードで歩いてきました。
細い路地なのですが、昼間なら大丈夫。何とも言えないエスニックな感じのする地域でした。
建物の色も、日本ではあまり見ない色彩で、うまい人が撮ったら素敵な写真がたくさん、どこでも撮れそうです。
これは、ピカソ美術館の前。学生の大群が切れ目なく行進中。この辺もずいぶんと「安全」になったみたいです。
私はこの仕事の間、行く先々で、当時6歳だった姪にその土地で買った絵はがきを、現地の郵便局から出す、というのを、個人的なプロジェクトにして楽しんでいました。弟も、家に世界地図を貼って、「おばちゃんは今、ここにいるんだよ。このハガキはここから来たんだよ」と説明してくれていたそうです。あほっちな姪は「すごいねえ」とは言ったそうですが、その実「全然、分かってねえんだよ」(弟談)。
バルセロナ中央郵便局は、豪華でしたよ。
でも、窓口サービスはかなりのんびりで、愛想も悪かった。でも許す、街が素敵だから!
本当は、このグッズを買いたかったのですが、売り場が分かりませんでした(これはディスプレイ)。で、言葉も通じないし、泣く泣くあきらめました。
ポストが素敵!
外に出たら、この人があんまりにも気持ちよさそ~~に眠っていたので、写真、撮らせていただきました。私も一緒にお昼寝したいくらい、本当に暖かかった! ちょっと歩けば、そこは地中海です!