郵便とリアルでトラベルライフ

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フィンエアーの機内サービスについて

先日、友だちのご両親がフィンエアーを利用して、成田からヘルシンキ経由でクロアチアに旅行されました。友達の妹さんが、「ヨーロッパまで長時間乗っているのは大変だから、日本から直行便で一番近いヘルシンキ経由にしたら?」とフィンエアーを勧めたのだそうです。

そして、帰国された感想は……

クロアチアは素晴らしかったわ~。でも飛行機がねえ」というものでした。

機内食がしょぼくて、ドリンクサービスも、欲しいものがもらえなかった(オレンジジュースと言ったのに、アップルジュースが出てきたり!)うえに、最後に出てきたコーヒーがNGだったそうなのです。

mmmm。ま、正直な話、機内食はあまり期待できませんかね、最近のフィンエアーは。私はあまり機内食を楽しみにしてはいないので、何が出てきても憤慨したりはしないのですが、一緒に旅行した弟は、往路で出たペンネ・アラビアータ(風のパスタ)を「ありゃ何だ?」とぼろくそでした。私と母は、「おいしいわね」と言って食べていたんですが。

人によって期待するサービスは異なるので、食べ物がまずいとそれだけで印象がガタ落ちになってしまうケースもあるわけですね。

フィンエアーを楽しむ方法としては、男性のCAさんに当たったら、お酒の話をきっかけに仲良くなるというのはいかがでしょう?弟は、ビールを頼んだ時に、アサヒを手渡されそうになったのを断って、「フィンランドのビールを!」と言ったとたん、相手の表情が和らいだのを、私は見逃しませんでした。「これ、うまいんだよね」とか、「オレは東京のホテルで寝る前にはアサヒを1本飲んで、たばこを1本だけ吸うんだ」とか、二言三言、しょーもない話をしてくれて、それがまた楽しかったりして。

何か不具合があったら率直に言ってみるのも手です。またもや弟の話ですが、帰りの便でイヤホンの調子が悪く、片方からまったく音声が聞こえなかったことを、日本人のCAさんにお伝えしました(若干、クレーマーっぽかったかな?)。そうしたら、あれこれと手当てしてくださった挙句、直らないことが判明したら、20€の商品券をくださいました。弟はそれを使って、機内販売でお土産を仕入れいたのは言うまでもありません。それでも、弟は「イヤホンがさあ」とぶつくさ文句を垂れていました(まったく!)。

私は私で、ここには書けませんが、若干無理めのお願いを、ビール担当の男性CAさんににっこりお伝えしてみたら、思いがけず、聞き入れてくださって、心の底から感動したという経験もしました。

友人のご両親が不満を持たれたのはとても残念です。また聞きだということもあって、詳しいやりとりは分からないのですが、日本的なきめ細かなサービスをフィンランド人CAに期待しても、言葉の問題もあって難しいと思います。来年からJALヘルシンキ線に参入するというニュースもあるので、日本人的なサービスを求められる場合は、日本のエアラインを選ばれた方が安全かもしれませんね。うちの親も、本音では日本語が通じる飛行機がいいと思っていたようでした。逆に私は、覚えたてのフィンランド語を試してみたいので、フィンエアーがよいーーというわけで、個人のニーズによってチョイスすればいいわけですね。